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ARTIST
Genesis
LINER NOTES
LANGUAGE
『Genesis』は、TALISMANが技巧的なリズム感、ブルージーなギター、伸びやかな歌を自然に結び、洗練されたハード・ロック像を示した第2作だ。デビュー作を出したレーベルの破綻や編成の変化、メンバーの他プロジェクトが重なって発表は大きく遅れたが、1993年にようやく世に出た。若きフレドリック・オーケソン(のちにオペス)がギターに加わり、実質マルセル・ヤコブの一人プロジェクトだったバンドとしての輪郭が、ここではっきりする。ヤコブが作曲の中心を担う体制は変わらないままである。
ベースとドラムは細かなグルーヴを作りながらも曲を難しく見せず、ギターはリフとフレーズで歌を支える。ヴォーカルは高音の迫力だけでなく、ソウルフルな揺れを持ち込む。冒頭の“Time After Time”や“All or Nothing”は長く定番となり、締めにはバッド・カンパニーの“Run with the Pack”のカヴァーを配した。演奏者個々の巧さを前面に出しすぎず、歌とグルーヴの一体感を優先したことで、何度でも聴き返せる滑らかな強さを持つ一枚になった。ソロだけでなく、ベースとドラムが歌の下で細かく呼吸する感触を味わいたい。
TRACK LIST
- 1.Time After Time
- 2.Comin' Home
- 3.Mysterious (This Time It's Serious)
- 4.If U Only Be My Friend
- 5.All or Nothing
- 6.All I Want
- 7.U Done Me Wrong
- 8.I'll Set Your House on Fire
- 9.Give Me a Sign
- 10.Lovechild
- 11.Long Way to Go
- 12.Run with the Pack