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ARTIST
On the Prowl
LINER NOTES
LANGUAGE
『On the Prowl』は、STEEL PANTHERが愛する80年代グラム・メタルの定型を、徹底的なユーモアと本気の演奏で鳴らした第6作だ。2023年に発表された。レキシー・フォックスの脱退後、公開オーディションを経て新体制で臨んだ作品である。派手なギター、分厚いハーモニー、キャッチーなコーラス、そして誇張された物語。そのすべてが様式美として機能し、笑いと高揚が同時に立ち上がる仕掛けになっている。
ただし、冗談だけで成立しているわけではない。リフは太く、ソロは滑らかで、リズムはきちんと曲を前へ運ぶ。冒頭の“Never Too Late (To Get Some Pussy Tonight)”から“Friends with Benefits”を経て、締めの“Sleeping on the Rollaway”まで13曲。なかでも“1987”のように、彼らが理想とする時代そのものを主題にした曲には、紛れもない愛情がある。グラム・メタルの楽しさを知り尽くしているからこそ、パロディと愛情の境目を軽々と越えていく。下ネタ一辺倒の歌詞に食傷する向きもあるだろうが、演奏の水準は一貫して高い。派手なロックンロールを無条件に楽しむための一枚である。
TRACK LIST
- 1.Never Too Late (To Get Some Pussy Tonight)
- 2.Friends with Benefits
- 3.On Your Instagram
- 4.Put My Money Where Your Mouth Is
- 5.1987
- 6.Teleporter
- 7.Is My Dick Enough
- 8.Magical Vagina
- 9.All That and More
- 10.One Pump Chump
- 11.Pornstar
- 12.Ain't Dead Yet
- 13.Sleeping on the Rollaway