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ARTIST
Down to Earth
LINER NOTES
LANGUAGE
『Down to Earth』は、RAINBOWが持つハード・ロックの切れ味とドラマ性を、より直接的で親しみやすい歌へ結び付けた作品だ。リッチー・ブラックモアのギターは鋭いリフと端正なフレーズで曲の芯を作り、コージー・パウエルの力強いドラムが大きな推進力を与える。グラハム・ボネットの張りのある歌声は、幻想的な世界観よりも現実的な熱さと躍動感を前へ押し出し、アルバム全体を明るく引き締めている。
“Since You Been Gone”の開放的なコーラス、“All Night Long”の軽快な疾走感、“Eyes of the World”の緊張感、“Makin’ Love”の硬質なリフまで、収録曲はそれぞれ異なる表情を持ちながら、すぐに耳へ残るフックを備える。技巧や幻想味を消したのではなく、より短い時間で強く届く形へ整理した点に本作の意義がある。メロディックなハード・ロックの入口としても、バンドの転換点としても楽しめる一枚であり、RAINBOWが多彩な魅力を大衆性と両立させたことを示す重要作である。大きく開くコーラスの背後には、細かなリズムの切り返しとギターの緊張感があり、軽快さだけでは終わらない確かな重量を作品へ与えている。
TRACK LIST
- 1.All Night Long
- 2.Eyes of the World
- 3.No Time to Lose
- 4.Makin' Love
- 5.Since You Been Gone
- 6.Love's No Friend
- 7.Danger Zone
- 8.Lost in Hollywood