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Werewolves of Portland

LINER NOTES
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本作『Werewolves of Portland』は、ポール・ギルバートが、歌うようなギターと、多彩なリズムとを駆使し、インストゥルメンタルならではの、豊かな物語性を、さらに大きく広げた作品だ。ギターを、単なる速弾きの道具としてではなく、まるで人間が歌う「声」のように使うという、彼の一貫した哲学が、改めて明確に示されている。ロック、フュージョン、ブルース、そしてポップの要素を、自在に行き来しながら、各曲に、明確なメロディと、際立ったキャラクターとを与えている。 冒頭“Hello! North Dakota!”のユーモラスな勢い、力強い表題曲“Werewolves of Portland”、そして“My Goodness”のような曲まで、収録曲は、言葉がなくとも、鮮やかな表情を放っている。“Argument About Pie”“Meaningful”のような、遊び心あふれる曲名も、彼らしい。卓越した技巧は、もちろん鮮烈だが、耳に残るのは、あくまで、フレーズに宿るユーモアと、豊かな感情の動きである。 ギター・ファンだけでなく、言葉のない音楽の中に、豊かな物語や、鮮やかな景色を感じ取りたい、幅広い聴き手にも薦めたい、自由度の高い一枚だ。ベテランとなってなお、その創作意欲と、遊び心は、少しも衰えていない。ポール・ギルバートの、ギタリストとしての、円熟した表現力を、存分に味わえる、力強く楽しいインストゥルメンタル作品と言える。彼の魅力が全開の一枚だ。
TRACK LIST
  • 1.Hello! North Dakota!
  • 2.My Goodness
  • 3.Werewolves Of Portland
  • 4.Professorship At The Leningrad Conservatory
  • 5.Argument About Pie
  • 6.Meaningful
  • 7.I Wanna Cry (Even Though I Ain't Sad)
  • 8.A Thunderous Ovation Shook the Columns
  • 9.Problem-Solving People
  • 10.(You Would Not Be Able to Handle) What I Handle Everyday
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