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ARTIST
United Abominations
LINER NOTES
LANGUAGE
『United Abominations』は、MEGADETHが、政治的な苛立ちと、複雑で技巧的なギター・ワークとを、力強く結び付けた第11作だ。デイヴ・ムステインの声とリフは、互いに鋭く噛み合い、曲に切迫した速度感と、冷たい緊張とを与えている。前作で復活を果たしたバンドが、その攻撃性をさらに研ぎ澄ました一枚である。
冒頭“Sleepwalker”の疾走、国連を痛烈に批判した“Washington Is Next!”の攻撃性、そしてゲーム作品でも使われた“Gears of War”の緊張感まで、収録曲はいずれも鋭い。名バラード“À Tout le Monde”を、ゲスト・ヴォーカルを迎えて再録音した“À Tout le Monde (Set Me Free)”も、大きな話題となった。
メロディを生かした曲の陰影から、苛烈な疾走曲まで、アルバムは単なる懐古では決して終わらない。スラッシュ・メタルの緻密な設計を、現代の鋭い問題意識へと接続してみせた点に、本作の意義がある。“Never Walk Alone”“Play for Blood”のような曲でも、技巧的なリフと切迫した速度感が結び付いている。ベテランとなってなお、その攻撃性と技巧が全く衰えていないことを証明した、力強く充実したスラッシュ・メタル作品と言える。
TRACK LIST
- 1.Sleepwalker
- 2.Washington Is Next!
- 3.Never Walk Alone... A Call to Arms
- 4.United Abominations
- 5.Gears of War
- 6.Blessed Are the Dead
- 7.Play for Blood
- 8.À Tout le Monde (Set Me Free)
- 9.Amerikhastan
- 10.You're Dead
- 11.Burnt Ice