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ARTIST
Blue Murder
LINER NOTES
LANGUAGE
『Blue Murder』は、ジョン・サイクスがギタリストだけでなくフロントマンとしても自身の音楽性を押し出した作品だ。ホワイトスネイクの『1987』を共作しながら発表前に解雇された彼が、カーマイン・アピス(ドラム)とトニー・フランクリン(ベース)と組んで1989年4月に放った第一撃である。当初はレイ・ギレンを迎える構想もあり、コージー・パウエルの名も挙がっていたが、最終的にゲフィンのジョン・カロドナーの後押しでサイクス自身が歌うことになった。バンド名はイギリスの慣用句に由来し、フランクリンの発案だったという。
太いリフ、伸びのあるソロ、二人による強靭なリズムが、曲に大きな重量感を与える。長めの展開やブルース感を含んだフレーズが、80年代型のハード・ロックに陰影を加える。ボブ・ロックがヴァンクーヴァーのリトル・マウンテン・サウンドで手がけた音像は堂々としており、“Jelly Roll”は米国で小ヒットとなった。“Valley of the Kings”のエジプト趣味の大曲も語り草だ。全米69位を記録し、米国と日本を回っている。技巧の誇示に終わらず、トリオとしての押し出しと歌の強さを両立した一枚である。
TRACK LIST
- 1.Riot
- 2.Sex Child
- 3.Valley of the Kings
- 4.Jelly Roll
- 5.Blue Murder
- 6.Out of Love
- 7.Billy
- 8.Ptolemy
- 9.Black Hearted Woman