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ARTIST
Passionworks
LINER NOTES
LANGUAGE
『Passionworks』は、アン・ウィルソンの力強い歌と、ナンシー・ウィルソンのギターを軸に、HEARTが、80年代らしい、より硬質で、洗練されたプロダクションへと、大胆に踏み込んだ第7作だ。従来の、フォーク/ハード・ロックの感覚を、確かに残しながらも、より力強いリズムと、当時流行のシンセサイザーとが、バンドに、新しい音楽的な輪郭を作り出している。次の、あの大きな成功へと向かう、その変化の過程を示す、重要な一枚である。
冒頭“How Can I Refuse”の力強い推進力、そして“Allies”のドラマ性から、繊細なバラードの、深い陰影まで、収録曲には、ウィルソン姉妹ならではの、豊かな表現力が、一貫して通っている。“Johnny Moon”“Blue Guitar”“Sleep Alone”のような曲も、作品の充実を伝えている。80年代のサウンドへの、確かな適応が感じられる内容だ。
古き良き70年代的な作風から、80年代の、より洗練されたアリーナ・ロックへと向かう、その大きな転換点として、独特の過渡的な質感を持つ一枚だ。この後の作品で、バンドは、レーベルを移籍し、あの記録的な大復活を遂げることになる。それゆえ、その飛躍の、まさに直前の姿を捉えた、興味深い作品と言える。ウィルソン姉妹の、確かな才能が光る一枚だ。
TRACK LIST
- 1.How Can I Refuse
- 2.Blue Guitar
- 3.Johnny Moon
- 4.Sleep Alone
- 5.Together Now
- 6.Allies
- 7.(Beat By) Jealousy
- 8.Heavy Heart
- 9.Love Mistake
- 10.Language of Love
- 11.Ambush