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ARTIST
Desire Walks On
LINER NOTES
LANGUAGE
『Desire Walks On』は、HEARTが、重いギターの、確かな手触りと、ドラマティックな歌とを重ね合わせ、90年代初頭の、より硬質で、地に足の着いたロック感覚へと踏み込んだ作品だ。80年代の、豪華で華やかなプロダクションから、少し距離を取り、より生々しく、力強いバンド・サウンドへと回帰している。アンとナンシー・ウィルソンの、卓越した声とギターは、互いに主役を譲ることなく、楽曲に、強く確かな芯を与えている。
冒頭の力強い“Black on Black II”、そして叙情的な“Back to Avalon”から、感情豊かな“The Woman in Me”まで、大きなバラードと、押し出しの強いロック曲とが、並んで収録されている。“Will You Be There (In the Morning)”のドラマ性、ボブ・ディランのカヴァー“Ring Them Bells”のような曲も、作品の充実を伝えている。華やかさよりも、切実さと、深い陰影とが、前面に出た内容だ。
長年培ってきた、確かなメロディ感覚を保ちながらも、より重く、地に足の着いた演奏へと寄せたことで、バンドの、また別の、成熟した表情を刻んだ一枚だ。ヴォーカルの、圧倒的な力だけでなく、ギターが、曲の緊張を、どう支え、どう解いていくかにも、じっくりと耳を向けたい。90年代のHEARTの、力強く円熟した魅力を示す、聴き応えのある一枚と言える。
TRACK LIST
- 1.Desire
- 2.Black On Black II
- 3.Back to Avalon
- 4.The Woman in Me
- 5.Rage
- 6.In Walks the Night
- 7.My Crazy Head
- 8.Ring Them Bells
- 9.Will You Be There (In the Morning)
- 10.Voodoo Doll
- 11.Anything Is Possible
- 12.Avalon (Reprise)
- 13.Desire Walks On
- 14.La Mujer Que Hay en Mi
- 15.Te Quedaras (En la Manana)