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ARTIST
And Justice for None
LINER NOTES
LANGUAGE
『And Justice for None』は、FIVE FINGER DEATH PUNCHが持つヘヴィなグルーヴと、ラジオにも届く大きなサビを、より直接的に打ち出した第7作だ。ザック・ワイルドのゲスト参加も含め、ギターは太く、アイヴァン・ムーディーの歌は怒りと哀愁を行き来する。
“Sham Pain”“Fake”のような攻撃的な曲と、“Gone Away”のような感情を前に出す場面が並び、バンドの二面性が見える。細かな複雑さよりも、リフの重さと一度で覚えられる歌を優先した作品。現代アメリカン・メタルの大きな音像を体現する一枚だ。
ここで大切なのは、目立つリフやサビだけでなく、音の重さ、リズムの呼吸、歌の表情が曲順の中でどう変化するかである。各パートは単独で主張するためではなく、次のメロディや感情の高まりを強く聞かせるために置かれている。
音量を上げれば低域の圧力や細かなアタックが見え、繰り返し聴けばアレンジの余白とフレーズの受け渡しが浮かび上がる。作品全体を通して聴くことで、単曲では見えにくい緊張と解放の流れもはっきり感じられる。
こうした細部が、楽曲ごとの個性を保ちながら一枚のまとまりへ結び付けている。強さだけでなく、旋律と音色の陰影まで味わえることが、このアルバムを長く聴き返したくなる理由である。
TRACK LIST
- 1.Fake
- 2.Top of the World
- 3.Sham Pain
- 4.Blue on Black
- 5.Fire in the Hole
- 6.I Refuse
- 7.It Doesn't Matter
- 8.When the Seasons Change
- 9.Stuck in My Ways
- 10.Rock Bottom
- 11.Gone Away
- 12.Bloody
- 13.Will the Sun Ever Rise