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ARTIST
Night on Bröcken
LINER NOTES
LANGUAGE
『Night on Bröcken』は、FATES WARNINGがIRON MAIDEN以降の正統派メタルを土台に、暗い物語性と複雑な空気を加えたデビュー作だ。ジョン・アーチの高く個性的な声と、ジム・マテオス、ヴィクター・アルドゥイニのギターが、若々しくも独自の陰影を作り出している。コネチカット出身の彼らは、80年代前半のUSメタル・シーンの中から現れ、この一枚で最初の足跡を刻んだ。IRON MAIDENやJUDAS PRIESTといった英国メタルの影響を受けつつ、彼らはより暗く入り組んだ独自の方向性を早くも模索しており、初期メンバーによる荒削りな演奏の中に、その後の飛躍を予感させる要素が確かに含まれている。
“Buried Alive”“The Calling”“Kiss of Death”“Shadowfax”といった楽曲では、疾走するリフと劇的な展開が交錯し、正統派メタルの枠組みの中に早くも知的な構築意識が芽生えている。“Night on Brocken”“Misfit”“Soldier Boy”のような楽曲にも、荒削りながら独特の緊張感が宿っている。完成度には粗さも残るものの、その中には後のプログレッシヴ・メタルへとつながる確かな構想力が見て取れる。初期衝動と幻想的な世界観を色濃く味わえる、バンドの原点となる一枚である。
TRACK LIST
- 1.Buried Alive
- 2.The Calling
- 3.Kiss Of Death
- 4.Night On Bröcken
- 5.S.E.K.
- 6.Misfit
- 7.Shadowfax
- 8.Damnation
- 9.Soldier Boy