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ARTIST
Lightwork
LINER NOTES
LANGUAGE
『Lightwork』は、デヴィン・タウンゼンドが得意とする巨大な音の壁を保ちながらも、前作群よりも呼吸のある、穏やかな感触を持たせた作品だ。重いギター、分厚いコーラス、繊細なエレクトロニクスが広い空間を作り出す一方で、歌はどこまでも内省的で親密である。
冒頭“Moonpeople”の高揚、“Lightworker”の壮大さ、“Equinox”の推進力、そして“Call of the Void”の陰影や“Heartbreaker”の叙情まで、収録曲はいずれもポジティヴで開放的なメロディを備えている。実験的な激しさよりも、洗練されたポップ・センスと、心地よい音の広がりを前面に押し出した点が、本作の特徴だ。
情報量の多い分厚いアレンジを、ただの圧倒感で終わらせるのではなく、回復や希望の感覚へと丁寧に結び付けている。混沌よりも調和を志向した、成熟した穏やかさが全編を包んでいる。デヴィン・タウンゼンドの持つ、光に満ちた前向きな側面が美しく結実した、スケールの大きな充実作と言える。“Dimensions”“Celestial Signals”のような曲でも、繊細な音の広がりと伸びやかなメロディが結び付き、作品に一貫した安らぎを与えている。激しさを追い求めた過去作とはまた異なる、成熟した魅力に満ちた作品だ。聴き手の心を優しく照らす一枚だ。
TRACK LIST
- 1.Moonpeople
- 2.Lightworker
- 3.Equinox
- 4.Call of the Void
- 5.Heartbreaker
- 6.Dimensions
- 7.Celestial Signals
- 8.Heavy Burden
- 9.Vacation
- 10.Children of God