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ARTIST
Adult Orientation
LINER NOTES
LANGUAGE
『Adult Orientation』は、題名がそのままジャンル名の駄洒落になっている一枚だ。アダルト・オリエンテッド・ロック、すなわちAOR。ドイツのMTMミュージックから1998年に出たこの作品で、80年代のパーマも派手な衣装も消えている。短い髪と地味な服に変わった佇まいを、当時のボーイ・バンド風だと揶揄する声もあったが、曲の作りはむしろ締まった。日本ではポニーキャニオンが盤を出し、2005年にはネクサスがボーナス曲を足して再発している。日本の聴き手の評価はとりわけ高く、北欧メロディック・ロックの金字塔として名前が挙がり続けてきた。
“Shine Your Light on Me”が扉を開け、“Heart of Mine”“Everytime I See You”とフックの効いた曲が続く。6分の“If I Could Do It All Again”で腰を据え、“Lost Without You”と“Suddenly”が中盤の聴かせどころになる。“Girl”の軽さから、静かな“Forever”で全13曲が閉じる。派手さではなく配置の巧さで持たせる作りで、四半世紀を経ても音は古びていない。ただしバンドは、この録音で消耗しきっていた。ハル・マラベルは後年のインタビューで、レーベルの後押しが乏しく、しばらく別のことをしたくなったと振り返っている。その「しばらく」は7年に伸び、次作『Hear-Say』が現れるのは2005年のことだった。
TRACK LIST
- 1.Shine Your Light on Me
- 2.Heart of Mine
- 3.Everytime I See You
- 4.Miss It When It's Gone
- 5.If I Could Do It All Again
- 6.Lost Without You
- 7.Suddenly
- 8.When the Sun Goes Down
- 9.Hard Rain Fallin'
- 10.Make It Easy
- 11.Makin' the Headlines
- 12.Girl
- 13.Forever