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ARTIST
Diesel and Power
LINER NOTES
LANGUAGE
『Diesel and Power』は、パンクの荒さ、グラムの華やかさ、ハード・ロックのリフを混ぜたBACKYARD BABIESの初期衝動作。1987年にネッシェーでタイラントとして始まり、1989年にニッケ・ボリを迎えて改名した4人組が、1991年の自主EPを経てメガロックと契約し、1994年に世へ送り出した最初の一枚である。後年の完成されたイメージから逆算して聴くと粗さも見えるが、その未整理な部分こそが魅力になっている。リフ、歌、リズムがまだ一つの型へ固定される前の勢いがあり、曲ごとの試行錯誤からBACKYARD BABIESの核が浮かび上がる。
冒頭の“Smell the Magic”、流れを変える“Fly Like a Little...”、終盤の“Heaven in Hell”を追うと、曲ごとの役割と温度差が見えやすい。グランジの逆風が最も強い時期の登場で、商業的には苦戦した。本作の後、ドレゲンがヘラコプターズを結成したためバンドは一時休止に入る。デビュー期の作品は完成度だけで測ると見落としがちだが、バンドが何を強みにしようとしていたかを知る重要な資料でもある。後の代表作へ続く線と、その時期にしかない荒い輝きが同時に残っている。
TRACK LIST
- 1.Smell the Magic
- 2.Bad to the Bone
- 3.Strange Kind of Attitude
- 4.Diesel and Power
- 5.Love
- 6.Wild Dog
- 7.Fly Like a Little...
- 8.Electric Suzy
- 9.Kickin Up Dust
- 10.Should I Be Damned
- 11.Fill Up This Bad Machine
- 12.Heaven in Hell
- 13.Shame