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ARTIST
Tales from the Thousand Lakes
LINER NOTES
LANGUAGE
『Tales from the Thousand Lakes』は、AMORPHISが、デス・メタルの重量感、フィンランド民謡的な旋律、そして神話的な空気とを、極めて高い密度で結び付けた、90年代北欧メタルの、記念碑的な重要作だ。フィンランドの国民的叙事詩『カレワラ』の世界を題材とした本作は、バンドの、大きな転機となった。低く重く響くギターと、グロウルとが、確かな土台を作る一方で、キーボードと、美しい旋律とは、冷たく、そして広大な景色を、鮮やかに描き出していく。
冒頭“Thousand Lakes”のドラマ性、そして代表曲“Into Hiding”の力強さ、さらに、荘厳な名曲“Black Winter Day”まで、収録曲は、いずれも聴き応えがある。“The Castaway”“Drowned Maid”“First Doom”のような曲も、作品の充実を伝えている。激しさと、深い哀感とは、決して別々に置かれるのではなく、同じ曲の中で、極めて自然に入れ替わりながら、その物語を、力強く進めていく。
民俗的な色彩を、単なる装飾に留めるのではなく、あくまで、ヘヴィネスそのものの、確かな一部として機能させたことで、バンドの、揺るぎない個性と、その時代への影響力とを、決定づけた一枚だ。リフの、確かな重さを味わいながら、旋律が、空気を鮮やかに変える瞬間と、キーボードが残す、深い余韻とを追うと、その壮大な世界観が、いっそう深まっていく。メロディック・デス・メタルの、不朽の名盤と言える。全メタル・ファン必聴の一枚だ。
TRACK LIST
- 1.Thousand Lakes (Live at Tavastia)
- 2.Into Hiding (Live at Tavastia)
- 3.The Castaway (Live at Tavastia)
- 4.First Doom (Live at Tavastia)
- 5.Black Winter Day (Live at Tavastia)
- 6.Drowned Maid (Live at Tavastia)
- 7.In the Beginning (Live at Tavastia)
- 8.Forgotten Sunrise (Live at Tavastia)
- 9.To Father's Cabin (Live at Tavastia)
- 10.Magic and Mayhem (Live at Tavastia)
- 11.Vulgar Necrolatry (Live at Tavastia)
- 12.My Kantele (Live at Tavastia)