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ARTIST
Elegy
LINER NOTES
LANGUAGE
『Elegy』は、AMORPHISが、デス・メタルの、あの重量感を、しっかりと残しながらも、クリーン・ヴォーカル、浮遊感のある美しいキーボード、そして民族的な旋律とを、より深く取り入れた、極めて重要な転換作だ。フィンランドの民謡詩集『カンテレタル』の世界を題材とし、パシ・コスキネンのクリーン・ヴォーカルと、トミ・コイヴサーリのグロウルとが共存する、独自のスタイルを確立している。攻撃性と、深い哀感とが、同じ曲の中で、極めて自然に交差し、北欧的な、冷たく美しい空気を、色濃く描き出していく。
冒頭“Better Unborn”の力強い推進力、そして、美しい名曲“My Kantele”の叙情性、さらに“Against Widows”のような曲まで、収録曲は、いずれも聴き応えがある。“The Orphan”“On Rich and Poor”のような曲も、作品の充実を伝えている。重いリフの下で、豊かなメロディが、静かに広がり、楽曲は、単なるジャンルの枠を、大きく越えて進んでいく。
デス・メタルから、より幅広く、多彩な音楽性へと、その扉を大きく開いた、AMORPHISの、後年へと続く、重要な礎となった一枚だ。二人のヴォーカリストによる、明暗の対比が、作品に、豊かなドラマ性を与えている。メロディック・デス・メタルの、その進化の方向性を、力強く指し示した、極めて完成度の高い傑作と言える。バンドの飛躍を刻む一枚だ。
TRACK LIST
- 1.Better Unborn
- 2.Against Widows
- 3.The Orphan
- 4.On Rich and Poor
- 5.My Kantele
- 6.Cares
- 7.Song of the Troubled One
- 8.Weeper on the Shore
- 9.Elegy
- 10.Relief
- 11.My Kantele (Acoustic Reprise)