
AVAILABLE AT / 購入はこちら
ARTIST
High Voltage (Australian)
LINER NOTES
LANGUAGE
『High Voltage (Australian)』は、後に世界的な成功を収めるAC/DCが、オーストラリアで放った記念すべきデビュー・アルバムだ。国際盤の同名作とは収録曲が異なり、より生々しく、ブルース色の濃い初期衝動が、そのまま封じ込められている。短期間で録音された本作には、荒削りながらも確かなエネルギーが宿っている。
まだ後年の完成されたイメージへと固まる前の、試行錯誤の勢いが全編に満ちている。アンガスとマルコム・ヤング兄弟のギターは、この時点ですでに骨太で、ボン・スコットの奔放でユーモラスな歌声が、曲に強烈な個性を与えている。音作りや構成には時代を感じさせる粗さもあるが、その未整理な部分こそが、本作ならではの魅力だ。
後年の代表作へと続く線が、この原点にはっきりと見て取れる。完成度の高さだけで測ると見落とされがちだが、バンドが何を自らの強みにしようとしていたかを知る、極めて重要な資料でもある。ロックンロールを難しく考えず、生の勢いとキャラクターだけで押し切るその姿勢は、後の作品にも一貫して受け継がれていく。若きバンドが自らの武器を掴もうとする、その瑞々しい過程が刻まれている。国際盤とは別の姿で初期AC/DCを伝える、荒々しい輝きに満ちたデビュー作と言える。
TRACK LIST
- No tracklist available