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ARTIST
Ballbreaker
LINER NOTES
LANGUAGE
『Ballbreaker』は、名ドラマー、フィル・ラッドの復帰後の安定したビートを土台に、アンガスとマルコム・ヤングのリフを、乾いた生々しい質感で響かせた第13作だ。プロデュースをリック・ルービンが手掛け、余計な仕掛けを一切足すことなく、一本芯の通ったリズムとフックだけで、曲を力強く前へと押し出している。
大ヒットとなった冒頭の“Hard as a Rock”をはじめ、収録曲は短く鋭く、バンドが最も得意とするロックンロールの身体性を、正面から鳴らしている。“Cover You in Oil”のグルーヴ、“Hail Caesar”の重さ、“Boogie Man”のブルース感、そして表題曲“Ballbreaker”の粘りまで、AC/DCらしい硬派な魅力が全開だ。
長年培ってきた自分たちの様式を、無理に変えることなく、その揺るがない強度を改めて確かめた作品である。フィル・ラッドの復帰によって、バンド本来のグルーヴが完全に取り戻されている点も大きい。“The Furor”“Whiskey on the Rocks”のような曲でも、乾いたリフと安定したビートが、作品に一貫したグルーヴを与えている。派手さよりも、太く粘るリズムとリフの重量で聴かせる、円熟したロックンロールの充実作と言える。
TRACK LIST
- 1.Hard as a Rock
- 2.Cover You in Oil
- 3.The Furor
- 4.Boogie Man
- 5.The Honey Roll
- 6.Burnin' Alive
- 7.Hail Caesar
- 8.Love Bomb
- 9.Caught with Your Pants Down
- 10.Whiskey on the Rocks
- 11.Ballbreaker