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ARTIST
The Wildhearts
LINER NOTES
LANGUAGE
『The Wildhearts』は、バンドが自らの名前を冠して発表した、原点回帰的なセルフタイトル作だ。ざらついたギター、急旋回する展開、甘いメロディを同居させ、バンド本来の混沌としたエネルギーが全編に満ちている。長いキャリアの中で培った経験を背景にしながらも、その音は少しも枯れることなく、若々しい衝動を保っている。
曲は短くても情報量が多く、破壊的な勢いの中から思いがけないコーラスが飛び出してくる。パンクの荒さ、ハード・ロックの重さ、パワー・ポップの甘さが一つの爆発へと変わる、THE WILDHEARTSならではの魅力が凝縮されている。バンドらしい不安定さは、ここでも大きな魅力として機能している。デビューから15年近くを経てもなお、バンドは自らのスタイルを貫き、若々しい衝動を保ち続けている。ジンジャーのソングライティングは荒々しさと甘美なメロディを同居させるというバンドの核となる魅力を改めて示しており、パンク、ハード・ロック、パワー・ポップが渾然一体となったTHE WILDHEARTSらしいサウンドが全編を力強く貫いた、原点回帰的な充実を示す一枚と言えるだろう。演奏は最後まで生々しく、整いすぎることのないその音像こそが、彼らの真骨頂と言えるだろう。自らの名を冠するにふさわしい、力強い一枚である。
TRACK LIST
- 1.Rooting for the Bad Guy
- 2.The Sweetest Song
- 3.The Revolution Will Be Televised
- 4.The New Flesh
- 5.Slaughtered Authors
- 6.The Hard Way
- 7.Inner City Overture
- 8.Bi-Polar Baby
- 9.She's All That
- 10.Destroy All Monsters