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ARTIST
Orgy of the Damned
LINER NOTES
LANGUAGE
『Orgy of the Damned』は、SLASHが自らのルーツであるブルースの古典へ深く入っていくカヴァー作品だ。2024年に発表された全12曲・約69分の一枚で、豪華なゲスト・ヴォーカルを迎えながらも、中心にあるのはギターの音色と間合いである。クリス・ステイプルトンを迎えた“Oh Well”をはじめ、多彩な歌い手が並ぶ。ロックの大きなステージで培った豪快さを保ちつつ、原曲にある土臭さや余白を丁寧に引き出している。バンド名義の連作から離れ、単独名義に戻った点も、本作の性格をよく表しているだろう。
速いフレーズや派手なソロだけが主役ではない。ひとつの音をどこに置くか、歌の後ろでどの程度支えるかといった感覚が、曲ごとの表情を決めている。若い頃から親しんできた音楽へ、キャリアを重ねた今の手つきで向き合った結果が、そのまま作品になった。ガンズでもコンスピレイターズでもない、もう一つのスラッシュ像がここにある。ブルースを入口にSLASHのギターを聴き直す、味わい深い一枚だ。長いキャリアの中でも異色でありながら、最も素顔に近い作品なのかもしれない。デビュー作から14年、ひとつの円環が閉じたようにも見える。
TRACK LIST
- 1.The Pusher feat. Chris Robinson
- 2.Crossroads feat. Gary Clark Jr.
- 3.Hoochie Coochie Man feat. Billy F Gibbons
- 4.Oh Well feat. Chris Stapleton
- 5.Key To The Highway feat. Dorothy
- 6.Awful Dream feat. Iggy Pop
- 7.Born Under A Bad Sign feat. Paul Rodgers
- 8.Papa Was A Rolling Stone feat. Demi Lovato
- 9.Killing Floor feat. Brian Johnson
- 10.Living For The City feat. Tash Neal
- 11.Stormy Monday feat. Beth Hart
- 12.Metal Chestnut