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ARTIST
Sting in the Tail
LINER NOTES
LANGUAGE
『Sting in the Tail』は、SCORPIONSが硬いギター・リフ、力強いロック・ナンバー、叙情的なバラードをバランスよく並べた第17作だ。長年培ってきたメロディ感覚は健在で、シンプルな曲でも一度聴けば印象に残るサビを持っている。原点であるハード・ロックへ、迷いなく立ち返った一枚である。
冒頭“Raised on Rock”の勢い、表題曲“Sting in the Tail”の切れ味、“The Good Die Young”のドラマ性、そして“Lorelei”の大きな哀感まで、直線的なロックの推進力と、哀愁を帯びた歌メロを同じ熱量で楽しめる。80年代の黄金期を思わせる、シンプルで力強い楽曲が全編に並んでいる。
かつて解散も囁かれた時期にありながら、SCORPIONSが自らの得意とするスタイルへ真正面から向き合い、その魅力を改めて示した点に大きな意義がある。派手な実験ではなく、確立した様式の強さで勝負した潔さが心地よい。“No Limit”“The Best Is Yet to Come”のような曲でも、硬いリフとキャッチーな歌メロが結び付き、アルバムに一貫した勢いを与えている。ベテランならではの円熟と、変わらぬロックへの愛情が結実した、充実したハード・ロック作品と言える。
TRACK LIST
- 1.Raised on Rock
- 2.Sting in the Tail
- 3.Slave Me
- 4.The Good Die Young
- 5.No Limit
- 6.Rock Zone
- 7.Lorelei
- 8.Turn You On
- 9.Let's Rock
- 10.SLY
- 11.Spirit of Rock
- 12.The Best Is Yet to Come
- 13.Thunder and Lightning