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ARTIST
Ten 13
LINER NOTES
LANGUAGE
『Ten 13』は、サミー・ヘイガーが陽性のハード・ロックとメロディを、自在に行き来した作品だ。開放感のある歌声と、ギターを中心にしたアレンジが、アメリカン・ロックらしい明るさを運んでいる。重みのある曲でも、コーラスには人懐こい抜けの良さがある。VAN HALEN後の時期に、自身の持ち味を素直に打ち出した一枚である。
冒頭“Shaka Doobie (The Limit)”の勢い、“Let Sally Drive”の軽快さ、“Serious Juju”のグルーヴ、そして表題曲“Ten 13”のメロディまで、収録曲はいずれも肩の力の抜けた魅力を備えている。ハードなロック曲と、ブルースやポップの感覚が自然に同居し、アルバム全体に前向きな流れが通っている。
技巧を見せつけるより、演奏する楽しさと前向きな熱量を優先した空気が心地よい。派手な仕掛けに頼らず、歌の伸びやかさとバンドのグルーヴで聴かせる姿勢が、全編を貫いている。“The Real Deal”“Tropic of Capricorn”のような曲でも、伸びやかな歌声とギター中心のアレンジが結び付き、作品に一貫した明るさを与えている。ソロ・アーティストとしてのサミー・ヘイガーの快活な個性が、素直に表れた充実作と言える。
TRACK LIST
- 1.Shaka Doobie (The Limit)
- 2.Let Sally Drive
- 3.Serious Juju
- 4.The Message
- 5.Deeper Kinda Love
- 6.Little Bit More
- 7.Ten 13
- 8.Protection
- 9.3 in the Middle
- 10.The Real Deal
- 11.Tropic of Capricorn