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ARTIST
Musical Chairs
LINER NOTES
LANGUAGE
『Musical Chairs』は、サミー・ヘイガーがさらに荒々しいギター・ロックへと踏み込んだ第3作だ。デニー・カーマッシ、ビル・チャーチ、アラン・フィッツジェラルドといった演奏陣の音は太く、ハガーの声は曲の中を一直線に抜けていく。バンドとしての生々しい熱量が、全編にみなぎっている。
冒頭“Turn Up the Music”の直進力、“You Make Me Crazy”のフック、そして曲ごとに置かれたブルース寄りのリフは、70年代後半のアメリカン・ハード・ロックを生々しく伝えている。大掛かりな仕掛けに頼るのではなく、演奏の熱と歌の推進力そのもので聴かせる姿勢が、全編を貫いている。
派手さよりも、バンドが一体となって鳴らすグルーヴと勢いを重視した作りが、本作の魅力だ。荒削りでありながら、サミーの伸びやかなヴォーカルと、タイトなバンド演奏が生む化学反応が心地よい。“Reckless”“Crack in the World”のような曲でも、太いリフと一直線に抜ける歌声が結び付き、作品に一貫した熱量を与えている。元MONTROSE組ならではの、タイトで骨太な演奏が光る。ソロ初期のサミー・ヘイガーの、汗のにじむようなライヴ感と勢いを凝縮した、力強いハード・ロック作品と言える。
TRACK LIST
- 1.Turn Up The Music
- 2.It's Gonna Be All Right
- 3.You Make Me Crazy
- 4.Reckless
- 5.Try (Try To Fall In Love)
- 6.Don't Stop Me Now
- 7.Straight From The Hip Kid
- 8.Hey Boys
- 9.Someone Out There
- 10.Crack In The World