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ARTIST
Killers
LINER NOTES
LANGUAGE
『Killers』は、スティーヴ・ハリスの走るベース、デイヴ・マーレイとエイドリアン・スミスのギター、そしてポール・ディアノの荒々しい歌が、強く噛み合った第2作だ。曲は短く鋭く、ストリートの荒さと、緊張したドラマ性を同時に併せ持っている。プロデュースにマーティン・バーチを迎え、デビュー作よりも音の輪郭がはっきりとした一枚である。
冒頭のインスト“The Ides of March”から続く“Wrathchild”の切れ味、“Murders in the Rue Morgue”の巧みな展開、そして表題曲“Killers”の不穏さは、初期IRON MAIDENの勢いを鮮明に伝えている。“Purgatory”の疾走や“Genghis Khan”のドラマ性も、バンドの多彩さを示している。ポール・ディアノが参加した最後のスタジオ作でもある。
後年の壮大なスケール感とは異なる、より生々しく切迫したエネルギーが、本作最大の魅力だ。パンキッシュな荒々しさを残しつつ、演奏の精度と楽曲の構築力は、着実に高まっている。“Innocent Exile”“Drifter”のような曲でも、走るベースと鋭いギターが結び付いている。ディアノ期の充実を締めくくり、次なる飛躍への準備を整えた、初期IRON MAIDENの重要な一枚と言える。
TRACK LIST
- 1.The Ides of March
- 2.Wrathchild
- 3.Murders In the Rue Morgue
- 4.Another Life
- 5.Genghis Khan
- 6.Innocent Exile
- 7.Killers
- 8.Prodigal Son
- 9.Purgatory
- 10.Drifter