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ARTIST
Chasing Euphoria
LINER NOTES
LANGUAGE
『Chasing Euphoria』は、HAREM SCAREMらしい洗練された音作りと、滑らかな楽曲の流れを軸に、円熟したバンドの確かな個性を、改めて確認できる2025年の作品だ。派手な代表曲だけに耳を奪われるのではなく、音の重心、コーラスの巧みな置き方、そして曲間の自然な流れを追っていくと、アルバム全体としての、豊かで統一された表情が、はっきりと見えてくる。長いキャリアの、充実を示す一枚である。
冒頭の表題曲“Chasing Euphoria”の力強い推進力、流れを大きく変える“In A Bad Way”、そして終盤の叙情的な“Wasted Years”を追っていくと、曲ごとの役割と、微妙な温度差が、実に見えやすい構成になっている。ハリー・ヘスの円熟した歌声と、ピート・レスペランスの緻密なギターの相性は、この時期も全く衰えを見せず、抜群の安定感を誇っている。
長い活動歴を経てもなお、バンドが得意とするメロディック・ハード・ロックの質を、少しも落とすことなく、力強く鳴らし続けている点に、本作の大きな価値がある。ベテランならではの、確かな職人技と、洗練されたメロディ・センスが全編にみなぎる一枚だ。ディスコグラフィ全体の流れの中でも、その充実ぶりが際立つ、力強く円熟したメロディック・ロック作品と言える。
TRACK LIST
- 1.Chasing Euphoria
- 2.Better The Devil You Know
- 3.Slow Burn
- 4.Gotta Keep Your Head Up
- 5.World On Fire
- 6.In A Bad Way
- 7.Reliving History
- 8.A Falling Knife
- 9.Understand It All
- 10.Wasted Years