DRAGONLAND TRIVIA

Trivia

DRAGONLANDは1999年、スウェーデン第二の都市ヨーテボリで結成された。現在のレーベルであるScarlet Recordsは、2000年代を通じて同バンドが「押しも押されもせぬパワーメタルの一大存在」になったと評しており、以来20年以上にわたって緻密に構築されたファンタジー志向のシンフォニック・パワーメタルを作り続けてきた。

出典: BraveWords(Scarlet Recordsの発表を掲載)

DRAGONLANDの1作目『The Battle of the Ivory Plains』と2作目『Holy War』は、「The Dragonland Chronicles」と名づけられた一つの空想物語を語る連作である。キーボードのエリアス・ホルムリードによれば、物語は『Holy War』のあと2作にわたって中断された。続く『Starfall』と『Astronomy』では、初めてソフトウェア・シンセを使い始めたことをきっかけに、より現代的な音と新しい主題へ向かったという。そして2011年の『Under the Grey Banner』で、バンドは再びこの物語へ立ち返った。

出典: Metal Obsession(エリアス・ホルムリードへのインタビュー)

5作目『Under the Grey Banner』(2011年)には、多彩な客演がある。ホルムリードによれば、物語の敵役の声は、ミュージカル俳優フレッド・ヨハンソンが担った——『ジーザス・クライスト・スーパースター』でポンテオ・ピラトを演じる姿を見て起用を思いついたという。当時AMARANTHEに在籍していたエリーゼ・リード、ジェイク・E、アンディ・ソルヴェストロムの3人も歌で参加した。さらにアンナ・マリアン・ルンドベリが一部の詞を共作し、「Shadow of the Mithril Mountains」の語りや「Ivory Shores」の歌声を担当している。

出典: Metal Obsession(エリアス・ホルムリードへのインタビュー)

ギターのオロフ・モルクは、DRAGONLANDと並行して精力的に活動してきた。BLABBERMOUTH.NETは彼を「AMARANTHE、DRAGONLAND、NIGHTRAGEのギタリスト」と紹介している。中でもAMARANTHEは彼が共同で立ち上げたバンドで、2011年のセルフタイトル・デビュー作をきっかけに、のちに大きな成功を収めた。

出典: BraveWords

2026年7月、DRAGONLANDは長年のギタリスト、オロフ・モルクの脱退を発表した。バンドはこれを「全員一致の決断であり、驚くには当たらない」と説明し、AMARANTHEでの大きな成功と多忙ぶりを理由に挙げた。「オロフは古くからの大切な友人で、DRAGONLANDが始まるより前からの付き合いの者もいる。今も最良の友人同士だ」ともコメントしている。

出典: BLABBERMOUTH.NET

オロフ・モルクからの最後の贈り物として、『Prophecies』には、彼とキーボードのエリアス・ホルムリードが2013年に書いた1曲が収められている。バンドはこれを「失われた一章のようなもので、スタジオでついに形にできたのは実に特別なことだった」と語っている。

出典: BLABBERMOUTH.NET

通算7作目のスタジオ・アルバム『Prophecies』は、スウェーデンの名匠フレドリック・ノードストロームのStudio Fredmanで制作・ミックス・マスタリングされた。ノードストロームと組むのはこれが初めてではなく、バンドは「再び」彼と仕事をしたと述べている。同スタジオはIN FLAMES、ARCH ENEMY、HAMMERFALLらの名盤を手がけたことで知られる。

出典: BLABBERMOUTH.NET

『Prophecies』のCD盤およびデジタル盤には、ボーナス・トラックとしてFM-84の「Running In The Night」のカヴァーが収録されている。シンフォニック・パワーメタルのアルバムの締めくくりとしては意外な選曲である。

出典: BLABBERMOUTH.NET

2025年12月、DRAGONLANDはScarlet Recordsと複数作にわたる契約を結んだ。キーボードのエリアス・ホルムリードは、Scarlet Recordsと組み「DRAGONLANDの物語の新たな一章」を始められることに胸を躍らせていると述べ、アルバムはすでに書き上がっていて、再びフレドリック・ノードストロームと制作すると明かした。

出典: BraveWords

『Prophecies』のジャケットは、AMON AMARTHやKREATORの作品も手がけてきたペドロ・セナが制作した。

出典: BLABBERMOUTH.NET

2011年の『Under the Grey Banner』のあと、DRAGONLANDは10年以上のあいだ新作を出さなかった。2022年の『The Power of the Nightstar』はその久々の復帰作で、それまでのファンタジー連作とは別に、宇宙を舞台にした新たなSFの物語を軸にしたコンセプト・アルバムだった。ミックスとマスタリングはヤコブ・ハンセンが手がけた。

出典: Get Ready to ROCK!(ブライアン・マクゴーワンによるレビュー)

『Astronomy』を締めくくる三部作「The Old House on the Hill」の作り方は、変わっていた。ホルムリードによれば、この物語はあらかじめオロフ・モルクが全編を書き上げており、バンドは音にしたい文をまず緑のマーカーで塗り分けてから、一音も書かないうちに作曲へ入ったという。

出典: Metal Obsession(エリアス・ホルムリードへのインタビュー)

『Starfall』(2004年)で最初に書かれた曲は「In Perfect Harmony」だった。ホルムリードは、この曲のイントロのリフになった着想が、初めてソフトウェア・シンセを使い始めたことと結びついており、明らかに従来のパワーメタルとは異なる響きで、歌詞の主題まで新しい方向へ導いたと語っている。

出典: Metal Obsession(エリアス・ホルムリードへのインタビュー)

結成から20年近くを経た2018年9月、DRAGONLANDはオーストラリア東海岸で初めての公演を行った。長く待った来日ならぬ初豪州公演で、ホルムリードはインタビューで、自由時間は多くないだろうとしつつ、オーストラリアのバーベキューやシドニー・オペラハウスでの記念撮影を楽しみにしていると語っていた。

出典: Metal Obsession(エリアス・ホルムリードへのインタビュー)

『Under the Grey Banner』(2011年)のあと、次作はなかなか出なかったが、その間もアイデアは動いていた。ホルムリードは2018年のインタビューで、次作の構想は「確かにある」とし、『Under the Grey Banner』以降の年月にすでにいくつかの曲が書かれていると述べた。ただし作品の形式をめぐる議論が続いており、具体的な時期は言えないとしていた。

出典: Metal Obsession(エリアス・ホルムリードへのインタビュー)

オロフ・モルクは、他バンドへの客演でも知られる。かつてはドイツのスラッシュ・メタルの重鎮DESTRUCTIONのアルバムにゲスト・ソロで参加し、「自分が最初に聴き始めたバンドの一つ」に加われて光栄だとし、オールドスクールなスラッシュのスタイルでソロを録るのはとても楽しかったと語っている。

出典: BLABBERMOUTH.NET