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ARTIST
Heaven Comes Down
LINER NOTES
LANGUAGE
本作『Heaven Comes Down』は、実に11年ぶりとなるスタジオ作であり、DOKKENらしい、あのメロディの、深い陰影と、歌を美しく引き立てる、ギターの叙情性とを、改めて力強く前面に出した作品だ。速さで、ただ押し切るよりも、あくまで、楽曲ごとの、その空気を、丁寧に、そして豊かに作り上げている。哀愁を帯びた美しいフレーズと、硬質で力強いリフとが、鮮やかに交互に現れ、バンドの持つ、あの独特で美しい黄昏色を、見事に形にしている一枚である。
冒頭を飾る、力強い“Fugitive”、そして“Gypsy”のドラマ性、さらに“Just Like a Rose”のような曲まで、収録曲は、いずれも聴き応えがある。“Is It Me or You?”、そして“Saving Grace”のような曲も、作品の充実を伝えている。ドン・ドッケンの、円熟した、味わい深い歌唱が、全編で力強く冴え渡っている。
ドン・ドッケンの声が置く、その確かなドラマに、ギターが、時に、そっと寄り添い、時に、力強く押し上げていく、まさに、その関係性にこそ、このバンドの、揺るぎない魅力がある一枚だ。過去の名盤を、ただ、なぞることなく、成熟したテンポ感と、メロディへの、あの執着とで、DOKKENの、その確かな現在地を、力強く示している。ベテランとなってなお、その健在ぶりを示す、聴き応えのある一枚と言える。バンドの円熟が光る一枚だ。
TRACK LIST
- 1.Fugitive
- 2.Gypsy
- 3.Is It Me Or You?
- 4.Just Like A Rose
- 5.I'll Never Give Up
- 6.Saving Grace
- 7.Over The Mountain
- 8.I Remember
- 9.Lost In You
- 10.Santa Fe