DIR EN GREY
1997年に結成された日本のバンド、DIR EN GREY(ディルアングレイ)のバイオグラフィとディスコグラフィ。1999年の『GAUZE』から2026年の『MORTAL DOWNER』まで、スタジオ・アルバム全12作を収録曲・CD情報・ライナーノーツつきで作品ごとに掲載。METAL BOOST。
Biography
DIR EN GREY
バイオグラフィー
DIR EN GREY(ディルアングレイ)は、1997年に結成された日本のバンドである。京(ヴォーカル)、薫(ギター)、Die(ギター)、Toshiya(ベース)、Shinya(ドラム)の5人で、公式サイトはこの編成を現行のラインナップとして掲げている。欧米にも支持層を持ち、ジャンルで括れないバンドとして受け止められてきた。
大阪での結成(1997年〜)
バンドは1997年に結成された。公式のバイオグラフィは結成年を1997年と記し、英語版Wikipediaは同年2月、結成の地を大阪としている。所属は Free-Will の一部門である Firewall Div. である。
公式のバイオグラフィはこう書いている——結成から全米デビューに至るまで、音楽の面でも視覚の面でも変化を重ねてきた。そのなかで変わらないのは、自分たちのロックを徹底して追求しようとする姿勢である、と。ジャンルや国境で区切れないところに、彼らの作るものが広く届いてきた理由がある、という見方である。
『GAUZE』から『鬼葬』へ(1999〜2002年)
デビュー作GAUZEは1999年7月28日、イーストウエスト・ジャパンから発売された。全13曲、64分47秒。「GAUZE -mode of adam-」で始まり「GAUZE -mode of eve-」で閉じる構成で、「アクロの丘」「ゆらめき」「残 -ZAN-」「Cage」「予感」の5曲がシングルとして切られている。
翌2000年9月20日のMACABREは、ワーナー・スタジオ、スタジオ・グリーンバード、ウエストサイド・スタジオでの録音。全13曲、72分57秒と、前作より8分長い。シングルは「脈」「【KR】cube」「太陽の碧」の3枚。
2002年1月30日の鬼葬からは、ファイアウォール・ディヴィジョン/SMEJの発売となる。プロデュースはバンド自身で、曲数は16曲とそれまでで最も多い。シングルは「FILTH」「JESSICA」「embryo」の3枚である。
『VULGAR』と海外への流通(2003〜2005年)
2003年9月10日のVULGARは、スタジオ・グリーンバード、スタジオ・ファイン、キャッツ・スタジオ、スタジオ・イニング、オンエア麻布、サウンド・シティ、スタジオZ'dの7か所で2002年から2003年にかけて録音された。プロデュースはバンドと坂本龍也。全15曲、57分2秒。シングルは「CHILD PREY」「DRAIN AWAY」「かすみ」の3枚。この作品は2006年2月21日、Gan-Shinから欧州でも発売されている。
2005年3月9日のWithering to death.は、日本ではファイアウォール・ディヴィジョン/SMEJ、欧州ではGan-Shin、アメリカではWarconから出た。録音はスタジオ・イニング、スタジオ・ファイン、オンエア麻布、スタジオ・グリーンバード、ソニー・ミュージック・スタジオ。プロデュースはバンドと阿部義晴で、収録時間は51分14秒である。
『THE MARROW OF A BONE』と『UROBOROS』(2007〜2008年)
2007年2月7日のTHE MARROW OF A BONEは、2005年12月から2007年1月にかけて複数の場所で録音された。1年以上をかけた録音期間は、それまでの作品のなかで最も長い。全13曲、63分25秒。シングルは「Clever Sleazoid」「凌辱の雨」「AGITATED SCREAMS OF MAGGOTS」の3枚。
2008年11月11日のUROBOROSは2007年から2008年にかけて、東京のソニービルをはじめスタジオ・イニング、スタジオ・ファイン、スタジオ・サンシャイン、プライム・サウンド・スタジオ・フォームなど多くの部屋で録音された。プロデュースはバンド自身、収録時間は58分54秒。日本のファイアウォール・ディヴィジョン/SMEJに加え、アメリカのThe End Records、欧州のGan-Shinからも発売されている。
『DUM SPIRO SPERO』から『ARCHE』へ(2011〜2014年)
DUM SPIRO SPEROは2011年、ファイアウォール・ディヴィジョンから発売された。録音は2010年から2011年、全14曲で67分31秒。題名はラテン語の成句で、「息をしている限り、希望はある」という意味にあたる。シングルは「激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇」「LOTUS」「DIFFERENT SENSE」の3枚である。
2014年12月10日のARCHEは全16曲、68分1秒。16曲は『鬼葬』と並んで彼らの作品で最も多い曲数である。シングルは「輪郭」と「SUSTAIN THE UNTRUTH」の2枚。
『The Insulated World』と『PHALARIS』(2018〜2022年)
2018年9月26日のThe Insulated Worldは、スタジオ・サンシャインでの録音。プロデュースはバンドとDYNAMITE TOMMY、全13曲である。シングルは「詩踏み」と「人間を被る」の2枚。同じ日に5曲入りの「Radio Edit」盤も出ているが、本編は13曲のこちらである。
2022年6月15日のPHALARISはプロデュースがバンド自身、全11曲・53分45秒で、『GAUZE』以降の作品のなかで最も短い。題名はファラリスの雄牛——古代シチリアの僭主ファラリスが作らせたとされる青銅の牛——を指す。シングルは「落ちた事のある空」と「朧」の2枚。
『MORTAL DOWNER』と結成周年のツアー(2026年)
12作目のMORTAL DOWNERは2026年4月8日、ファイアウォール・ディヴィジョンから発売された。全14曲。
同じ年の11月12日からの、結成周年を冠した全国ツアー〈DIR EN GREY 30th Anniversary 列島激震行脚2026 Nothing XXX Ugly〉が発表されている。神奈川のCLUB CITTA'のファンクラブ限定公演を皮切りに、9都市12公演。公式発表によれば平日公演は開場17:45/開演18:30、土日祝日の公演は16:45/17:30である。
現在のメンバー
公式サイトのバイオグラフィが挙げる5人で、結成以来この顔ぶれは変わっていない。
| メンバー | 担当 | 出身 |
|---|---|---|
| 京 | ヴォーカル | 京都 |
| 薫 | ギター | 兵庫 |
| Die | ギター | 三重 |
| Toshiya | ベース | 長野 |
| Shinya | ドラム | 大阪 |
ディスコグラフィ
スタジオ・アルバム12作が、このサイトに登録されている。EP(『Missa』『six Ugly』『The Unraveling』)、ライヴ盤、コンピレーション(『Vestige of Scratches』ほか)は含まない。
| # | アルバム | 発売 |
|---|---|---|
| 1 | GAUZE | 1999年7月28日 |
| 2 | MACABRE | 2000年9月20日 |
| 3 | 鬼葬 | 2002年1月30日 |
| 4 | VULGAR | 2003年9月10日 |
| 5 | Withering to death. | 2005年3月9日 |
| 6 | THE MARROW OF A BONE | 2007年2月7日 |
| 7 | UROBOROS | 2008年11月11日 |
| 8 | DUM SPIRO SPERO | 2011 |
| 9 | ARCHE | 2014年12月10日 |
| 10 | The Insulated World | 2018年9月26日 |
| 11 | PHALARIS | 2022年6月15日 |
| 12 | MORTAL DOWNER | 2026年4月8日 |
『DUM SPIRO SPERO』の発売日は出典が分かれている。英語版Wikipediaは2011年8月2日、MusicBrainzのリリース・グループは8月1日、その日本盤は8月3日である。どれかを採ることはせず、年のみを記した。
日本公演
2026年11月12日から12月15日にかけての、結成周年を冠した全国ツアー〈DIR EN GREY 30th Anniversary 列島激震行脚2026 Nothing XXX Ugly〉が発表されている。神奈川・CLUB CITTA'(11月12日・13日)、石川・金沢市文化ホール、大阪・南海浪切ホール、北海道・Zepp Sapporo、宮城・仙台GIGS、神奈川・KT Zepp Yokohama、愛知・COMTEC PORTBASE(2公演)、大阪・なんばHatch(2公演)、東京・Zepp Haneda(TOKYO)の9都市12公演で、全日程をこのサイトのLIVE欄に登録している。
11月12日はファンクラブ「a knot」会員のみ、13日は「a knot」会員とDIR EN GREY ONLINE会員のみが申し込める公演である。
出典について
ここに記した事実は、DIR EN GREY公式サイトのバイオグラフィ(結成年、ラインナップ、担当と出身、バンド自身の言葉)、公式サイトのニュース記事(2026年のツアー日程・時間・席種)、英語版Wikipediaのバンド記事と各アルバムの記事(発売日、レーベル、プロデューサー、スタジオ、シングル)、MusicBrainzのリリース情報(オリジナル盤の曲順)、そしてSpotifyの埋め込み情報(アルバムの同定)に拠っている。いずれも2026年9月28日に閲覧した。
Trivia
1997年に結成されてから今日まで、DIR EN GREYはメンバーが一度も入れ替わっていない。公式サイトのバイオグラフィが現行ラインナップとして挙げるのは、京(ヴォーカル)、薫(ギター)、Die(ギター)、Toshiya(ベース)、Shinya(ドラム)の5人である。
公式サイトのバイオグラフィは、メンバー5人の出身地を京都府(京)、兵庫県(薫)、三重県(Die)、長野県(Toshiya)、大阪府(Shinya)と記している。5人のうち4人が関西・東海の出身である。
公式サイトのバイオグラフィは、メンバーそれぞれの別プロジェクトの公式サイトへリンクしている。京はsukekiyoとPetit Brabancon、Dieはトリオ編成のDECAYS、ToshiyaはDIRT、ShinyaはSERAPHである。
弦楽器の3人——薫、Die、Toshiya——は、いずれもESPのアーティスト・カスタム・ギターのページを持つ。公式サイトのバイオグラフィはその3人ぶんのリンクを並べており、ShinyaについてはパールのアーティストページへのLINKを載せている。
薫は「The Freedom of Expression」というYouTubeチャンネルを持ち、薫、Toshiya、Shinyaの3人はそれぞれco-yomiに個人サイトを構えている。薫の「TheThe Day」、Toshiyaの「utakata」、Shinyaの「Shinya Channel」である。いずれも公式サイトのバイオグラフィからリンクされている。
公式サイトのバイオグラフィは、結成から全米デビューに至るまで音楽面でも視覚面でも変化を重ねてきた一方で、自分たちのロックを追求する姿勢だけは変わっていないと記す。欧米にも支持層を築き、ジャンルで括る必要のないバンドとして受け止められている、というのが同ページの説明である。
2026年11月12日から12月15日にかけて、結成周年を冠した全国ツアー〈DIR EN GREY 30th Anniversary 列島激震行脚2026 Nothing XXX Ugly〉が行われる。9都市12公演で、初日の神奈川・CLUB CITTA’公演はファンクラブ「a knot」会員のみが申し込める。
その2026年のツアーは、開場・開演の時刻を曜日で分けている。公式発表によれば平日公演は開場17:45・開演18:30、土日祝日の公演は16:45・17:30である。
News
【国内】DIR EN GREYのToshiya、12月30日に渋谷Spotify O-EASTで行われる「J 2026 放火魔大暴年会」にゲスト出演
開場15:15/開演16:00。問い合わせはSOGO TOKYO。
Current Members / 現メンバー
公式サイトで確認した現行ラインナップです。2026-09-28時点。