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ARTIST
The Root of All Evil
LINER NOTES
LANGUAGE
『The Root of All Evil』は、ヨハン・リーヴァ在籍期に生まれた初期の楽曲を、アンジェラ・ゴソウのヴォーカルと現在の演奏・音作りで甦らせた、ARCH ENEMYの再構築型作品だ。過去の素材をただなぞるのではなく、録音時点の声、音圧、アレンジ感覚で照らし直すことで、バンドがどれほど変化したかを確認できる一枚となっている。テンポやキーの違い以上に、コーラスの重ね方、ギターの距離感、リズムの沈み込みに、現在のバンド像がはっきりと表れている。
初期三部作の楽曲を知っているリスナーにとっては、懐かしさだけでなく、どの部分を強調し直しているかに注目する楽しみがある。ゴソウの苛烈なグロウルと、洗練されたモダンなプロダクションが、荒削りだった原曲に新たな迫力と輪郭を与えている。初期三部作はリーヴァの荒削りなグロウルで録音されていたが、本作ではゴソウの苛烈な声とモダンな音圧が楽曲に別の相貌を与えており、ファンにとっては聴き比べの楽しみに満ちている。新作としての驚きとは別種の面白さを持つ本作は、ARCH ENEMYが自らの歴史をどう整理し、初期の遺産をどう現在へと接続しているかを読み解くための、興味深い一枚である。過去と現在を橋渡しする試みとして、キャリアの節目を振り返る入口にもなる。
TRACK LIST
- 1.The Root of All Evil
- 2.Beast of Man
- 3.The Immortal
- 4.Diva Satanica
- 5.Demonic Science
- 6.Bury Me an Angel
- 7.Dead Inside
- 8.Dark Insanity
- 9.Pilgrim
- 10.Demoniality
- 11.Transmigration Macabre
- 12.Silverwing
- 13.Bridge of Destiny