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ARTIST
Silent Waters
LINER NOTES
LANGUAGE
『Silent Waters』は、AMORPHISが、フォーク的な美しい旋律、重く力強いギター、そして、トミ・ヨーツェンの豊かで表現力に富んだ歌とを、見事に結び付けた、充実の第9作だ。前作『Eclipse』で確立した、新体制での黄金期スタイルを、さらに深く推し進めている。楽曲は、静かで、深い哀愁を、その内に抱えながらも、要所要所では、メタルとしての、確かな強さを、力強く打ち出しており、その動的な対比が実に見事だ。バンドの、円熟した表現力が光る一枚である。
冒頭“Weaving the Incantation”の力強い推進力、そして、劇的な表題曲“Silent Waters”のドラマ性、さらに“Towards and Against”のような曲まで、収録曲は、いずれも聴き応えがある。“A Servant”“I of Crimson Blood”“Enigma”のような曲も、作品の充実を伝えている。全編に漂う、北欧的な、冷たく美しい陰影は、作品全体を、まるで一つの壮大な物語のように、力強く包み込んでいる。
ヘヴィネスと、豊かなメロディとが、極めて自然に、そして深く溶け合った、AMORPHISの、重要な充実作だ。トミ・ヨーツェンの、卓越した歌唱が、その世界観に、確かな深みを与えている。フィンランドの、あの深い叙情性を、モダンなメタルの重量感で表現した、聴き応えのある傑作と言える。バンドの安定した実力が光る一枚だ。
TRACK LIST
- 1.Weaving the Incantation
- 2.A Servant
- 3.Silent Waters
- 4.Towards and Against
- 5.I of Crimson Blood
- 6.Her Alone
- 7.Enigma
- 8.Shaman
- 9.The White Swan
- 10.Black River