TMG

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Biography

TMG Biography

プロフィール

2004年結成 / 日本 / Hard Rock, Melodic Rock

公式確認: TMG OFFICIAL WEBSITE / B'z Official Website - TMG LIVE 2026 “SAYONARA”(2026-08-03確認)

Biography

TMG(ティー・エム・ジー)は、B'zのギタリスト松本孝弘を中心に結成された日本のハード・ロック・バンドである。バンド名は「Tak Matsumoto Group」の頭文字を取ったもので、松本がギターとプロデュースを担い、海外の第一線で活動してきた歌い手と演奏者を招いて作品を作るという形を取る。歌はMR. BIGのエリック・マーティン、ベースとコーラスはNIGHT RANGERやDAMN YANKEESのジャック・ブレイズ、そしてドラムは、2004年の始動時はブライアン・ティッシー、2024年の再始動以降はGUNS N' ROSESとVELVET REVOLVERで叩いてきたマット・ソーラムが務める。

結成が発表されたのは2004年2月9日。同年3月31日にシングル「OH JAPAN ~OUR TIME IS NOW~」を発表し、6月23日にはVERMILLION RECORDSから1作目『TMG I』をリリースした。アルバムはオリコン週間アルバムランキングで1位を獲得し、日本レコード協会からゴールドディスクに認定されている。7月から9月にかけては全国9公演のツアー「Dodge The Bullet」が行われ、その模様は同年12月15日に映像作品として発売された。海外のハード・ロックの語法と日本のロックが、企画ものではなく一つのバンドの音として噛み合った点が、当時から本プロジェクトの核だった。

その後TMGは長い休止に入る。エリック・マーティンが毎年のように再結成を持ち掛けていたことが後に語られており、20年を経た2024年3月8日、正式に活動再開が発表された。マット・ソーラムを迎えた新しい編成で、9月18日に2作目『TMG II』を発売。オリコン週間アルバムランキングとBillboard JAPAN Hot Albumsの双方で3位に入った。BABYMETALが「ETERNAL FLAMES」に、LiSAが「THE STORY OF LOVE」に客演し、和楽器やキーボードも加えて音の幅を広げている。9月から10月にかけては「TMG LIVE 2024 -Still Dodging The Bullet-」として6会場9公演を回り、その記録は2025年5月28日にDVDとBlu-rayで発売された。

2026年5月、TMGは新作のリリースと秋のツアー「TMG LIVE 2026 “SAYONARA”」の開催を発表した。10月5日のZepp Haneda(TOKYO)から10月23日の東京ガーデンシアターまで、5都市9公演。ツアー名に掲げられた「SAYONARA」という言葉について、公式側は2026年の活動が最後になる可能性にも触れており、バンドの区切りを意識した一年になっている。ライヴ編成にはB'zのサポートでも知られるYukihide “YT” Takiyama(滝山幸英)がギターで加わる。

バンドの成り立ちと音楽性

TMGは、松本孝弘が自分の名前を冠して立ち上げた「グループ」である。ソロ名義の作品と違うのは、曲を書き、プロデュースする松本の役割を保ったまま、歌と言葉を海外のソングライターに委ねている点にある。『TMG I』ではエリック・マーティンとジャック・ブレイズが作詞を担当し、アンドレ・ペシスら外部の書き手も加わった。結果として生まれたのは、B'zとも、参加メンバーそれぞれの本体バンドとも違う手触りの、素直なハード・ロックである。

音楽的な重心は、速弾きの誇示ではなく、曲の輪郭を作るリフと、歌の隣で鳴るメロディに置かれている。エリック・マーティンの艶のある声、ジャック・ブレイズの太いコーラスとベース、そして松本の歌うようなフレーズが対等に配置され、ブルースやアメリカン・ロックの手触りを持つ曲も自然に混ざる。2作目『TMG II』ではマット・ソーラムの重いドラムが加わり、和楽器の響きや日本のシンガーの客演によって、日本と海外の距離をさらに縮めた。

メンバー詳細プロフィール

Tak Matsumoto(Guitar)——B'zのギタリストであり、TMGの発起人。全作品でプロデュースと作曲を担当し、バンドの方向を決める中心にいる。

Eric Martin(Vocal)——MR. BIGのシンガー。『TMG I』『TMG II』の全曲でリード・ヴォーカルを取り、作詞にも参加している。

Jack Blades(Bass / Vocal)——NIGHT RANGER、DAMN YANKEESで知られるベーシスト/シンガー。ベースとコーラスに加え、両作で多くの曲を書いている。

Matt Sorum(Drums)——GUNS N' ROSES、VELVET REVOLVERを経て、2024年の再始動からTMGのドラマーを務める。

Yukihide “YT” Takiyama(Guitar)——バークリー音楽大学で学び、B'zの編曲とライヴ・サポートでも知られるマルチ・ミュージシャン。『TMG II』にコーラスで参加し、ライヴ編成にギターで加わる。

Brian Tichy(Drums / 2004年)——『TMG I』の大半の曲と2004年のツアーでドラムを担当した。同作の3曲ではシンディ・ブラックマンが叩いている。

ディスコグラフィ

発売年タイトル区分
2004OH JAPAN ~OUR TIME IS NOW~シングル(3月31日)
2004TMG I1stアルバム(6月23日/全14曲/オリコン1位)
2004Dodge The Bullet映像作品(12月15日/DVD・VHS)
2024TMG II2ndアルバム(9月18日/全11曲/オリコン3位)
2025TMG LIVE 2024 -Still Dodging The Bullet-映像作品(5月28日/DVD・Blu-ray)

2026年には新作のリリースが発表されているが、本稿執筆時点(2026年8月3日)でタイトルと発売日は未発表である。

総括

TMGは、松本孝弘が海外のミュージシャンと組んで2004年に立ち上げ、20年の空白を挟んで2024年に再始動した日本のハード・ロック・バンドである。企画ものに終わらず、『TMG I』『TMG II』という20年隔たった2枚のアルバムで同じ手触りを保ち続けたこと、そしてそれを日本のツアーで鳴らし続けてきたことが、このバンドの記録である。2026年の「SAYONARA」ツアーは、その歩みに一つの区切りをつける公演になる。

Trivia

20年ぶりの再始動が始まった日付は、公式サイトが明かしている。2022年11月22日、松本孝弘が2人に宛てて、2024年にTMGの再結成をやらないか、ちょうど20年になる、と持ちかけたのが発端だった。ジャック・ブレイズの返事は即決で、参加すると答えている。エリック・マーティンも、連絡をもらえて嬉しい、素晴らしい再結成になると思う、と応じた。この短いやり取りから、日米合同のハード・ロック・バンドが20年ぶりに動き出した。

出典: TMG 公式サイト(MESSAGE from TAK MATSUMOTO)

TMG(Tak Matsumoto Group)は、B'zの松本孝弘がギターとプロデュースを担う日米合同のハード・ロック・バンドである。松本のソロ・プロジェクトとして、Night Rangerのジャック・ブレイズ(ベース/ヴォーカル)とMr. Bigのエリック・マーティン(ヴォーカル)とともに2004年に結成された。

出典: 音楽ナタリー(TMG 20年ぶり再始動)

2024年の再始動でTMGは5人になった。オリジナルの松本孝弘、ジャック・ブレイズ、エリック・マーティンに、GUNS N' ROSESやVELVET REVOLVERで叩いてきたマット・ソーラムがドラムで、B'zのレコーディングやライブ・サポートでも知られるYukihide "YT" Takiyamaがギターで加わっている。マットは『TMG II』のレコーディングにも参加した。

出典: 音楽ナタリー(TMG 20年ぶりツアー千秋楽)

『TMG II』の作り方は、海外の慣行とは逆だった。松本によれば、エリックやジャックのような海外のミュージシャンの曲作りは、オケを聴いたシンガーが歌詞とメロディを一緒に考えるのが主流である。ところがこのアルバムでは、松本がギターで歌のメロディを入れた状態で渡し、2人はそれに合わせて歌詞を書いた。先にメロディが決まっている状態で言葉を乗せるのは彼らにとってかなり大変だったらしく、だいぶ苦労したと言っていたという。それでも仕上がりが良かったことから、松本は今後も曲作りではメロディを指定しようかと考えていると述べている。

出典: BARKS インタビュー(松本孝弘)

TMGの華やかさの一部は、松本のギター・ハーモニーが担っている。ここ数年の彼はツイン・ギター的な感じをイメージしてレコーディングしており、音源では全パートを一人で弾いているが、アプローチとしてはツイン・ギターのバンドに近い。ライブではそこにYukihide "YT" Takiyamaが加わり、2人で生のハーモニーを奏でる。互いのニュアンスの違いと、その微妙なズレがよいのだと松本は述べている。映像作品を見ると、YTが一瞬だけハモってすぐバッキングに戻るような、かなり緻密な組み立てになっていることが分かるという。

出典: BARKS インタビュー(松本孝弘)

『TMG II』を締めくくる「GUITAR HERO」は、ジャック・ブレイズが松本孝弘を思い描いて詞を書き上げた曲である。2024年のツアーでも、アンコール前のMCでエリック・マーティンが松本をギターヒーローと紹介したうえで、この曲が最後に演奏された。

出典: 音楽ナタリー(TMG 2ndアルバム発表)

『TMG II』の「THE STORY OF LOVE(feat. LiSA)」は、新しく書き下ろされた曲ではない。2021年に松本孝弘がLiSAへ提供した「Another Great Day!!」を、TMG流にリアレンジしたものである。エリック・マーティンとLiSAの2人のヴォーカルが、TMGのヘヴィなサウンドの上で聴ける形になった。

出典: 音楽ナタリー(TMG『TMG II』にLiSAが参加)

『TMG II』の発売翌日にあたる2024年9月19日、TMGはヨーロッパのレーベルFrontiers Music SRLと海外市場でのパートナーシップ契約を結んだことが伝えられた。海外版CDは12月6日から順次販売されている。同レーベルはDEF LEPPARD、TOTO、WHITESNAKE、YES、JOURNEYといったバンドを送り出してきたところで、2004年の『TMG I』を海外市場へ出したのも同じレーベルだった。レーベル側はコメントで、2004年に結成されたTMGが西洋のロックと東洋のサウンドを独自に融合させて世界のファンを驚かせたこと、20年を経て再びそれをやろうとしていることに触れている。

出典: 音楽ナタリー(TMG、Frontiers Music SRLとパートナーシップ契約)

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News

【国内】TMG(松本孝弘)、映画『八つ墓村』の主題歌「DOOM」を書き下ろし

9月18日公開、清水崇監督・尾上松也が金田一耕助を演じる横溝正史原作の映画に、書き下ろし曲を提供する。

出典: 音楽ナタリー(2026年8月7日)

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Current Members / 現メンバー

2026-08-03時点の公式情報で確認した現行ラインナップです。公式プロフィール

Tak Matsumoto
Guitar
Eric Martin
Vocal
Jack Blades
Bass / Vocal
Matt Sorum
Drums
Yukihide “YT” Takiyama
Guitar

Albums

TMG II CD
/

20年の時を経て再結集したTMGが、マット・ソーラムを迎え、BABYMETALとLiSAを客演に招いて届けた2作目。

TMG I CD
/

B'zの松本孝弘がエリック・マーティン、ジャック・ブレイズらと組んだTMGの1作目。日米のロックが真正面から噛み合う全14曲。