LOUDNESS BIOGRAPHY

プロフィール

結成1981年、大阪市
出身日本
メンバー高崎晃(ギター、バッキング・ヴォーカル)
二井原実(ヴォーカル)
山下昌良(ベース、バッキング・ヴォーカル)
鈴木政行(ドラムス、バッキング・ヴォーカル)
ジャンルヘヴィメタル、スピードメタル、ハードロック

Biography

LOUDNESS
バイオグラフィー

概要

LOUDNESS(ラウドネス)は1981年に大阪で結成された日本のヘヴィ・メタル・バンドである。ギタリストの高崎晃とドラマーの樋口宗孝が、在籍していたLAZYの解散を受けて立ち上げ、ヴォーカルに二井原実、ベースに山下昌良を迎えた4人編成で出発した。

アメリカのメジャー・レーベルと契約した最初の日本のメタル・バンドであり、1985年の『THUNDER IN THE EAST』は全米ビルボード200で74位、翌年の『LIGHTNING STRIKES』は64位を記録している。日本のロック・バンドがアメリカのチャートでこの位置に到達した例は、当時ほかになかった。

ヴォーカリストとリズム・セクションの交代を繰り返しながらも、高崎晃は結成から現在まで一度も離れていない。2001年には結成時の4人が再び揃い、以後20年以上にわたって活動を続けている。当サイトには1981年から2021年までのスタジオ作34枚を登録している。

結成と最初の3年——1981年から1983年

高崎晃と樋口宗孝は、1981年にLAZYが解散したあと、より重い音楽をやるためにLOUDNESSを結成した。二井原実と山下昌良を加えた4人はいずれも大阪出身で、全員が20代前半だった。

同年11月25日、日本コロムビアからデビュー作『THE BIRTHDAY EVE 〜誕生前夜〜』を発表。浅草国際劇場で行われたデビュー・コンサートは2,700人を集めて満員となった。翌1982年の『DEVIL SOLDIER 〜戦慄の奇蹟〜』では、当時の日本にヘヴィ・メタルの録音を任せられる技術者がいないという判断から、アメリカのエンジニア、ダニエル・マクレンドンを招いている。音を海外の水準に合わせるという意思は、2作目の時点ですでに具体的な行動になっていた。

1983年1月の3作目『THE LAW OF DEVIL'S LAND 〜魔界典章〜』は、のちにヨーロッパでRoadrunner Recordsを通じて流通する。そして同年7月、バンドは初のアメリカ西海岸およびヨーロッパ公演を行った。

アトランティック契約と全米進出——1984年から1988年

1983年の海外公演を見たアトランティック・レコードの関係者が動き、LOUDNESSは日本のバンドとして初めて、ワールドワイドの複数枚契約を結ぶことになる。その前段として1984年1月に発表された『DISILLUSION 〜撃剣霊化〜』は、録音・ミックス・マスタリングのすべてをロンドンで行い、エンジニアにはYESやエルトン・ジョンを手がけたジュリアン・メンデルソーンを迎えた。同年7月には全曲英語詞で歌い直した英語版も発売されている。

1985年1月21日、初の世界発売作品『THUNDER IN THE EAST』が発表された。プロデュースはオジー・オズボーンの諸作で知られるマックス・ノーマン。全米ビルボード200で74位に達し、チャートインから19週にわたって残った。続くモトリー・クルーとの全米ツアーでは、日本のバンドとして初めてマディソン・スクエア・ガーデンの舞台に立っている。

1986年には、3月に日本盤『SHADOWS OF WAR』、7月に曲順を組み替え1曲を加えた国際盤『LIGHTNING STRIKES』を発売。国際盤はビルボード200で64位、15週のチャートインとなり、これがバンドのアメリカにおける最高成績である。1987年の『HURRICANE EYES』ではプロデューサーにエディ・クレイマーを迎え、同年12月には日本語詞版も出た。

1988年5月のミニ・アルバム『JEALOUSY』が、この編成による最後の録音となる。同年12月、二井原実が脱退を表明した。

ヴォーカリスト交代の時代——1989年から1999年

二井原の後任にはアメリカ人のマイク・ヴェセーラが加入し、1989年の『SOLDIER OF FORTUNE』、1991年のデビュー10周年記念作『ON THE PROWL』の2作に参加した。ヴェセーラはのちにイングヴェイ・マルムスティーンのバンドへ移る。

1992年、ヴォーカルに元EZOの山田雅樹、ベースに元Xの沢田泰司を迎えた編成でセルフ・タイトル作『LOUDNESS』を発表。高崎晃自身のプロデュースにより半音下げチューニングを導入し、オリコンのアルバム・チャートで初登場2位を記録した。結成以来のベーシスト山下昌良はこの前に離れている。

1993年に沢田泰司と樋口宗孝が脱退。1994年の『HEAVY METAL HIPPIES』では、ドラムスに本間大嗣が加わり、ベースは高崎自身が演奏した。結成メンバーで残っていたのは高崎ひとりになる。1994年末にはANTHEMの柴田直人がベースで加入し、この4人で『Ghetto Machine』(1997年)、『DRAGON』(1998年)、『ENGINE』(1999年)の3作を残した。この3作はのちに3枚組『LOUDNESS BUDDHA ROCK 1997-1999』としてまとめられている。

オリジナル・ラインナップ再結成——2000年から2008年

2000年、高崎晃は結成時の4人を再び集めた。2001年3月の『SPIRITUAL CANOE 〜輪廻転生〜』は、高崎・二井原・山下・樋口が同じスタジオで録音した13年ぶりの作品となる。全国ツアーが行われ、以後バンドは1年から2年に1作というペースで作品を重ねていった。

2001年11月『PANDEMONIUM 〜降臨幻術〜』、2002年『BIOSPHERE 〜新世界〜』、2004年には1月に『TERROR 〜剥離〜』、10月にセルフ・カヴァー集『ROCK SHOCKS』、11月に『Racing 〜音速〜』と3作を発表。2006年『BREAKING THE TABOO』、2008年2月『METAL MAD』と続く。

その『METAL MAD』の発表後、樋口宗孝は肝細胞癌の治療のため休養に入った。半年におよぶ闘病を経て、2008年11月30日午前10時44分、49歳で死去。1981年に高崎とともにバンドを立ち上げた創設メンバーだった。

鈴木政行の加入以降——2009年から現在

2009年5月の『THE EVERLASTING 〜魂宗久遠〜』は、樋口が生前に録音していたドラム・トラックを用いて完成された。一部の曲では、後任として加わった鈴木“あんぱん”政行が演奏している。翌2010年の『KING OF PAIN 〜因果応報〜』が鈴木のフルレングス・デビューとなり、オリコン21位を記録した。

2011年『Eve to Dawn 〜旭日昇天〜』(オリコン36位)、2012年『2・0・1・2』と続いたのち、2013年にバンドは自らのマネージメント兼レーベルであるカタナミュージックを設立する。2014年の『THE SUN WILL RISE AGAIN 〜撃魂霊刀』はユニバーサルから発売され、この頃から海外フェスティバルへの出演依頼が相次ぐようになり、毎年夏のヨーロッパ遠征が恒例となった。

2018年1月26日、『RISE TO GLORY -8118-』を世界同時発売。日本はワードレコーズ、アメリカとヨーロッパはearMUSICからで、アメリカでの新作発売は1991年以来27年ぶりだった。しかし発売直後にドラマーの鈴木が脳梗塞で倒れ、バンドは西田竜一をサポートに迎えてツアーを続行する。同年9月のZepp DiverCity公演「METAL WEEKEND」最終日には、9か月ぶりに鈴木がステージに立ち1曲を演奏した。

2021年12月29日、結成40周年を記念して、バンド史上初の2枚組『SUNBURST 〜我武者羅』を自主レーベルのカタナミュージックから発表。2022年7月にはearMUSICから世界発売された。2025年からは45周年を掲げたアニヴァーサリー・ツアーが進行している。

2026年8月29日には、みずほPayPayドーム福岡で開かれた「THE GREATEST ROCK FUKUOKA」に、JOURNEY、NIGHT RANGER、BAND-MAID、HOUND DOG、RED WARRIORSと共に出演した。続く日程として、10月25日のぴあアリーナMMでのフェスティバル「FULL METAL JAPAN 2026 - POWERED BY WACKEN」DAY 2への出演と、45周年の締めくくりの2公演「LOUDNESS 45th Anniversary Tour 2025-2026 Chapter 6 THE END」——デビュー作『THE BIRTHDAY EVE 〜誕生前夜〜』の発売日と同じ11月25日のLINE CUBE SHIBUYAと、11月27日のNHK大阪ホール——が発表されている。アメリカでは、当初2026年3月とされていた「Chapter 2 in US」の2公演が延期されて2027年5月5日のサン・フアン・カピストラーノ(The Coach House)と5月12日のウェスト・ハリウッド(Whisky a Go Go)に組み直され、その間にはハリウッド発メキシコ・エンセナーダ行きのクルーズ「Monsters of Rock Cruise 2027」(2027年5月6日〜11日)への出演も発表されている。

ボックス・セットとしては、2010年の『Original Album Series』(世界発売した1985年から1991年の5作を収めたライノの5枚組)も出ている。

メンバー

名前担当在籍
高崎晃ギター、バッキング・ヴォーカル1981年〜
二井原実ヴォーカル1981年〜1988年、2000年〜
山下昌良ベース、バッキング・ヴォーカル1981年〜1992年、2000年〜
鈴木政行ドラムス、バッキング・ヴォーカル2009年〜
樋口宗孝ドラムス1981年〜1993年、2000年〜2008年(2008年11月30日逝去)
マイク・ヴェセーラヴォーカル1988年〜1991年
山田雅樹ヴォーカル1992年〜2000年
沢田泰司ベース1992年〜1993年
柴田直人ベース1994年〜2000年
本間大嗣ドラムス1994年〜2000年

出典について

作品の一覧・発売日・レーベル・品番・収録曲順は、バンドの公式サイト(loudnessjp.com)の作品ページ全68件と、MusicBrainzのリリース情報(アーティストID 513b6df2-f44c-4484-b99d-97f79266cb4a)から取得し、両者を突き合わせた。バンドの歩みと現在の編成は公式サイトの「THE BAND」ページに拠る。在籍年・制作陣・チャート成績は英語版Wikipediaの記述を入口として確認し、公式サイトまたはMusicBrainzで裏付けの取れた事実のみを記載した。ミュージック・ビデオは全てYouTubeのoEmbedで投稿チャンネル名を確認しており、ファンによる再アップロードは含めていない。