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ARTIST
Little Queen
LINER NOTES
LANGUAGE
『Little Queen』は、HEARTが、重いギター・リフと、大胆で力強いメロディとを、アン・ウィルソンの、圧倒的な歌声で結び付けた、彼らの初期を代表する傑作だ。契約問題の混乱を乗り越え、新たなレーベルから発表された本作は、バンドの、ハード・ロック・バンドとしての存在感を、決定づけた一枚である。ナンシー・ウィルソンのギターは、アコースティックな繊細さと、ハードな切れ味との間を、自在に行き来し、バンド全体の音像に、確かな深みを与えている。
冒頭を飾る、鋭く攻撃的な、バンド屈指の名曲“Barracuda”は、その疾走感と、アンの鬼気迫るヴォーカルで、ロック史に残るアンセムとなった。“Love Alive”の壮大な広がり、“Dream of the Archer”の幻想的な美しさ、そして“Kick It Out”“Little Queen”のような曲まで、作品は、決して一つの型には留まらない、豊かな表情を持っている。
ハード・ロックの、確かな重量感と、フォーク的な、繊細で幻想的な感性とを、ウィルソン姉妹ならではの、独自の言葉で、見事に統合してみせた点に、本作の価値がある。とりわけ“Barracuda”は、女性フロントのハード・ロックの、その力強さを象徴する存在として、今なお愛されている。初期HEARTの、傑出した才能が、全開となった、力強く充実した代表作と言える。
TRACK LIST
- 1.Barracuda
- 2.Love Alive
- 3.Sylvan Song
- 4.Dream of the Archer
- 5.Kick It Out
- 6.Little Queen
- 7.Treat Me Well
- 8.Say Hello
- 9.Cry to Me
- 10.Go On Cry