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ARTIST
Voice of Reason
LINER NOTES
LANGUAGE
『Voice of Reason』は、HAREM SCAREMが持ち前の美しいコーラスと、緻密な演奏を保ちながらも、以前よりもはるかにダークで、複雑な曲調へと大胆に広げた、意欲的な第3作だ。時代はグランジやオルタナティヴが台頭した90年代半ば。バンドもまた、その空気を敏感に反映し、よりヘヴィで内省的な方向へと踏み込んでいる。ハリー・ヘスの歌は滑らかだが、楽曲全体には、張り詰めた緊張感が漂っている。
表題曲“Voice of Reason”の重厚さ、“Blue”の叙情、そして“Warming a Frozen Rose”のドラマ性まで、収録曲はいずれも深い陰影を帯びている。“Let It Go”“Candle”のような曲も、バンドの新たな一面を鮮やかに示している。ギターの細かな動きと、リズムの変化が、メロディを単純なポップさへと流させない。
前2作の華やかなメロディック・ハード・ロック路線から、大きく舵を切った、賛否を呼ぶ実験作だ。しかし、その挑戦的な姿勢と、楽曲の高い質は、時を経て再評価されている。メロディック・ロックの枠組みを大きく広げようとした、バンドの尽きせぬ探究心が伝わる、重要な一枚と言える。ヘスとレスペランスの才気が光る。
TRACK LIST
- 1.Voice of Reason (Remastered)
- 2.Blue (Remastered)
- 3.Warming a Frozen Rose (Remastered)
- 4.Let It Go (Remastered)
- 5.And That's All (Remastered)
- 6.Breathing Sand (Remastered)
- 7.Candle (Remastered)
- 8.The Paint Thins (Remastered)
- 9.I'll Be Brief (Remastered)
- 10.Untouched (Remastered)
- 11.Necessary Evil (Remastered)