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ARTIST
Believe
LINER NOTES
LANGUAGE
『Believe』は、HAREM SCAREMが従来のメロディックな強みを残しながらも、ギターの音色とリズムを、より重く、そして乾いた方向へと寄せた、過渡期の作品だ。この作品は、地域によっては『Karma Cleansing』の名でも発表されており、90年代後半のシーンの空気を色濃く反映している。ピート・レスペランスのギターは、細かで豊かな表情を持ち、ハリー・ヘスの歌は、大きなサビを支えながらも、楽曲の陰影を丁寧に描き出していく。
前作『Voice of Reason』で示した、よりヘヴィで内省的な方向性を、さらに推し進めた一枚である。派手できらびやかなメロディよりも、曲の内に秘めた緊張感と、自然な流れとを重視した作りが、本作の大きな特徴だ。モダンなギター・サウンドと、バンド本来の歌心とを、両立させようとする姿勢が明確に見て取れる。
華やかなメロディック・ハード・ロックを期待するファンには、意外に映る部分もあるかもしれないが、その挑戦的な姿勢には、確かな説得力がある。90年代後半という、時代の変化の空気をそのまま吸い込んだ、バンドの変遷を知るために欠かせない一枚だ。硬質さと歌心の間で、新たな均衡を探った意欲作と言える。
TRACK LIST
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