CRAZY LIXX TRIVIA

Trivia

CRAZY LIXX(クレイジー・リックス)というバンド名の出どころは、日本の玩具だとされている。旧公式サイトのバイオグラフィによれば、この名前はダニー・レクソンが子どもの頃に持っていた日本製のプラスチックのおもちゃのギターから着想を得たものだという。バイオはこれを「said to be(そう言われている)」という言い方で書いており、断定はしていない。スウェーデンのバンドの名前が、日本の子ども向けの安いギターに由来するかもしれない、ということになる。

出典: CRAZY LIXX 旧公式サイト Biography(2010年8月12日の保存版)

CRAZY LIXX が初めて日本の舞台に立ったのは、結成から17年後の2019年だった。日本盤の発売元であるキングレコードの告知によれば、待望の初来日公演は9月25日に渋谷クラブクアトロ、26日に梅田クラブクアトロの2本。いずれも開場18時・開演19時、スタンディングで税込7,500円(ドリンク代別)という条件だった。同社のアーティストページにもこの2公演がライヴ情報として残っている。

出典: キングレコード 王様ロック ニュース「クレイジー・リックスの新作『フォーエヴァー・ワイルド』5月8日発売」

CRAZY LIXX は2002年、スウェーデン南部のマルメで結成された。旧公式サイトのバイオグラフィによれば、彼らは「ニュー・ウェイヴ・オブ・スウェディッシュ・スリーズ」と呼ばれるようになった動きの中で最初期に現れたバンドのひとつで、同じ流れには CRASHDÏET、HARDCORE SUPERSTAR、BABYLON BOMBS、VAINS OF JENNA といった名前が並ぶ。もっとも同じバイオは、彼らがその後は独自のスタイルを作り、いまでは80年代の影響を受けたハード・ロック・バンドと見なされている、とも書いている。

出典: CRAZY LIXX 旧公式サイト Biography(2010年8月12日の保存版)

ダニー・レクソンがシンガーになったのは、成り行きだった。旧公式サイトのバイオグラフィによれば、結成当初の彼はリズム・ギター担当で、バンドはヴォーカリストとベーシストを探していた。歌い手が見つからないまま、2003年の夏にヴォーカリストを引き寄せるための最初のデモを録ることにし、その録音では暫定的にダニーが歌うことになる。仕上がった歌があまりに良かったため、バンドはこれからも彼が歌を担当し、代わりに新しいリズム・ギタリストを探すべきだと判断した。以後の全アルバムでリード・ヴォーカルを執っているのは、この時の判断の結果である。

出典: CRAZY LIXX 旧公式サイト Biography(2010年8月12日の保存版)

前座に呼ばれた先で、ギタリストを持っていかれることがある。旧公式サイトのバイオグラフィによれば、2008年1月に CRAZY LIXX が HARDCORE SUPERSTAR の英国ツアーのサポートに付いたとき、その最終公演で HCSS のギタリスト、シルヴァーが脱退の意思を表明し、後任として CRAZY LIXX のヴィック・ジーノを推した。ジーノは受けて数日後にオーストラリアへ発ち、数週間後には HCSS の正式メンバーになる。その後スウェーデンで行われた数本の共演では、彼は2つのバンドのギタリストとして1晩に2度ステージに立った。ジーノとの最後の公演は2008年4月26日、フルツフレッドだった。

出典: CRAZY LIXX 旧公式サイト Biography(2010年8月12日の保存版)

『Ruff Justice』の10曲のうち3曲は、ホラー・ゲームのサウンドトラックにも使われている。バンド公式の告知によれば、その3曲は「XIII」「Killer」「Live Before I Die」で、採用先は Gun Media と IllFonic が開発し Gun Media が販売するサバイバル・ホラー『Friday The 13th: The Game』。同告知は2017年初頭に Windows、Xbox、PlayStation 4 向けに発売予定と説明している。アルバム自体も1980年代のホラー映画やアクション映画から着想を得ていると同じ告知に書かれており、曲名の「XIII」は13を意味するローマ数字である。

出典: CRAZY LIXX 公式サイト ニュース「New Studio Album Ruff Justice Will Be Out On April 21st」

2015年の夏、CRAZY LIXX はギタリスト2人を同時に失った。バンド公式の発表によれば、エド・リアムが個人的な事情で脱退し、同じ夏にアンディ・ザータの7年にわたるリード・ギタリストとしての在籍も終わった。ザータは新たに始動した英国のロック・バンド INGLORIOUS のギタリストの座に就くためで、彼は2008年のヴィック・ジーノ脱退後に加入して以来、ダニー・レクソンと並ぶ主要なソングライターであり、直近2作の共同プロデューサーでもあった。発表の中でレクソンは、バンドの存続そのものが危ういと言っても嘘にはならない、と述べている。翌2016年2月、バンドは新しいギタリスト2人をミュージック・ビデオで発表して活動を再開した。

出典: CRAZY LIXX 公式サイト ニュース「Guitarist duo leaves Crazy Lixx」

3作目『Riot Avenue』で、CRAZY LIXX はプロデューサーを立てずに自分たちで作った。Blabbermouth が2012年に伝えたところによれば、録音もプロデュースもバンド自身が行い、ミックスもロバート・アーリングと共同で手掛けている。アーリングは2003年の最初のデモを録った人物である。ギタリストのエド・リアムの説明では、当初はクリス・レイニーと組んで作業を始めたものの、この作品でどんな音にするかの構想が食い違い、途中で袂を分かった。そしてギター・サウンドについては、かつてのメンバーで当時は HARDCORE SUPERSTAR にいたヴィック・ジーノが大いに力を貸したという。

出典: Blabbermouth.net「CRAZY LIXX: New Audio Interview With DANNY REXON」

デビュー作『Loud Minority』は、日本盤のほうが曲数が多い。旧公式サイトのバイオグラフィによれば、2007年のスタジオ録音では13曲が録られたが、最後の2曲「Bad in a Good Way」と「No Guts, No Glory」は最初のリリースから外された。この2曲が世に出たのは2008年の日本盤で、ボーナス・トラックとして収録されている。どちらもダニー・レクソンとヴィック・ジーノの共作で、「Bad in a Good Way」に至っては2003年の最初のデモに入っていた3曲のうちの1曲である。

出典: CRAZY LIXX 旧公式サイト Biography(2010年8月12日の保存版)

2作目『New Religion』でも同じことが起きている。旧公式サイトのバイオグラフィによれば、13曲目の「Lights Out!」は最初のヨーロッパ盤とアメリカ盤から外され、日本盤にだけボーナス・トラックとして入った。同作にはもう1つ変わった曲があり、インストゥルメンタルの「Desert Bloom」はバンドの誰でもなく ELECTRIC BOYS のコニー・ブロムが書いている。ヨーロッパ盤の発売は2010年3月19日、アメリカ盤は4月6日と、レーベルの Frontiers が同年1月に発表していた。

出典: CRAZY LIXX 旧公式サイト Biography(2010年8月12日の保存版)

日本盤は本国より先に出るのが通例だった。キングレコードは『Ruff Justice』の日本盤を2017年4月12日(KICP-1840)に出しており、バンド自身が告知した世界発売日の4月21日より9日早い。2019年の『Forever Wild』日本盤(KICP-1983、5月8日)も同社が「日本盤先行発売」と明記している。いずれも「ボーナス・トラック1曲収録」がセットで、税抜2,600円という価格も同じだった。

出典: キングレコード 王様ロック ニュース「クレイジー・リックスが約3年ぶりのニュー・アルバムを4月12日リリース」

日本盤に付いたボーナス・トラックは、単なる余りものではなく作品ごとに性格が違う。キングレコードの商品ページによれば、『Ruff Justice』は「Walk The Wire ’87 (Remix)」、『Forever Wild』は「Love Don’t Live Here Anymore」のアコースティック・ヴァージョン。ライヴ盤『Sound Of The Live Minority』の日本盤は全15曲で、10曲目の「She’s Mine」が日本盤だけの追加になっている。2021年の『Street Lethal』はマーキー/アヴァロンからの発売で、こちらのボーナスは「Anthem For America」のピアノ・ヴァージョンだった。

出典: キングレコード 王様ロック 「ラフ・ジャスティス」商品ページ

日本盤に独自のジャケットが用意されることがある。マーキー/アヴァロンによれば、2021年11月5日に出た『Street Lethal』の日本盤(MICP-11655、税込2,970円)は「日本盤オリジナル・ジャケット」で、ボーナス・トラックも1曲加えられていた。同じページはこの時点のラインナップとして、ダニー・レクソン(ヴォーカル)、イェンス・ルンドグレン(ギター)、クリッセ・オルソン(ギター)、イェンス・アンダーソン(ベース)、ジョエル・シレラ(ドラムス)の5人を挙げている。

出典: マーキー・インコーポレイティド/アヴァロン CRAZY LIXX ページ

日本盤のボーナス・トラックは、10年後に再発の売り文句になった。バンドは2017年6月に Patreon のページを開設し、最初の目標として、長らく廃盤になっていたデビュー作『Loud Minority』の再発を掲げている。公式の告知によれば、支援者が1,000人に達したら再発の手続きを始めるとし、収録される特典として日本盤ボーナス・トラック、デモ音源、そして一部の曲の新録ヴァージョンを挙げていた。狙っていた発売時期は2017年11月で、オリジナル盤の発売から10年の節目にあたる。

出典: CRAZY LIXX 公式サイト ニュース「Crazy Lixx now on Patreon」

CRAZY LIXX の中核は、ヘヴィ・メタル・バンドからの持ち越しだった。旧公式サイトのバイオグラフィによれば、ダニー・レクソン、ヴィック・ジーノ、ジョエル・シレラの3人は CRAZY LIXX の結成前に BLINDEAD というヘヴィ・メタル・バンドで一緒に演奏しており、ダニーがもっとロック寄りの新しいバンドを作ろうと決めたとき、声を掛けたのがこの2人だった。ベースにはジーノの幼馴染みで、ジーノとシレラとメタルのカヴァー・バンドをやっていたマックス・フレイマーが数週間後に加わっている。

出典: CRAZY LIXX 旧公式サイト Biography(2010年8月12日の保存版)

最初のデモは、シンガーを探すために作られた。旧公式サイトのバイオグラフィによれば、2003年夏にマルメのフラット・ピッグ・スタジオでロバート・アーリングが録音したこのデモには、いずれもレクソンとジーノの共作である「Death Row」「Love on the Run」「Bad in a Good Way」の3曲が入っていた。バイオはこの3曲を、今では古典となった CRAZY LIXX のトラックだと書いている。デモは数百枚がプレスされ、スウェーデンのスリーズ・ロックのアンダーグラウンドで出回り始めた。3曲はいずれも後にデビュー作『Loud Minority』に収まっている。

出典: CRAZY LIXX 旧公式サイト Biography(2010年8月12日の保存版)

2枚目のデモは、狙いを大きくしすぎた。旧公式サイトのバイオグラフィは、2004年に当時のギタリストが働いていたスタジオで録ったこのデモを、6曲を録ろうとして録音が長期間に散らばった「野心的すぎる企画」だったと振り返り、期待したほどの出来にはならなかったと率直に書いている。それでも中には後々まで生き残った曲もあった。収録されたのは「Rock n' Roller Coaster」「Over You」「Do or Die」「Daddy's Little Girl」「Love is a Drug」「Get on Your Knees」の6曲で、作曲はまたもレクソンとジーノが全曲を担当している。

出典: CRAZY LIXX 旧公式サイト Biography(2010年8月12日の保存版)

自主制作のシングルは、どのレコード会社にも相手にされなかった。旧公式サイトのバイオグラフィによれば、バンドは2枚目のデモでいちばん強かった「Do or Die」を最初のデモと同じフラット・ピッグ・スタジオで録り直し、同名のシングルとして1,000枚プレスした。これをスウェーデン中のレコード会社に送ったが、関心を示すところは1社も無かった。3人になっていたバンドは、自分たちを知ってもらうには道に出るしかないと結論する。このシングルは現在も廃盤のままである。

出典: CRAZY LIXX 旧公式サイト Biography(2010年8月12日の保存版)

2006年の初め、CRAZY LIXX はヘルシンボリの地元の音楽コンテストに出場して優勝している。旧公式サイトのバイオグラフィによれば、賞品には夏のフェスティヴァルへの出演と、ヘルシンボリ郊外のパレス・オブ・ノイズ(PON)スタジオでの録音が含まれていた。バンドはこの権利を使って「No More Foolin'」という曲を録音したが、この曲は2010年のバイオ執筆時点まで一度も製品として出ていない。

出典: CRAZY LIXX 旧公式サイト Biography(2010年8月12日の保存版)

スウェーデンのスリーズ勢が世に出る場所は、ある時期ひとつのクラブに集中していた。旧公式サイトのバイオグラフィは、ストックホルムのクラブ・ライオット・アクトを、CRASHDÏET、VAINS OF JENNA、BABYLON BOMBS、SISTER SIN、そして CRAZY LIXX 自身を含む多くのバンドにとって中心的な launching point だったと書いている。2006年の夏には、ヘルシンボリ・フェスティヴァルで HARDCORE SUPERSTAR のオープニング・アクトを務め、公演ごとに知名度を上げていった。

出典: CRAZY LIXX 旧公式サイト Biography(2010年8月12日の保存版)

最初のレコード契約は、前座を1本務めたことで決まった。旧公式サイトのバイオグラフィによれば、スウェドメタル・レコーズの担当者が過去のデモを入手してダニー・レクソンに連絡を取り、彼が録音済みの曲をすべて送ったところ、同社はバンドを元 GUNS N' ROSES のギタリスト、ギルビー・クラークのヴェクショー公演のサポートに起用した。そのライヴを見て感銘を受けたスウェドメタルは、まだ未完成だった3枚目のデモをリリースすること、そしてデビュー・アルバムの契約を結ぶことを申し出る。バンドはこれを受けた。

出典: CRAZY LIXX 旧公式サイト Biography(2010年8月12日の保存版)

デビュー・シングルは、3枚目のデモになるはずだった録音から生まれた。旧公式サイトのバイオグラフィによれば、その録音のうち「Heroes are Forever」と「On Your Marks, get Set, Rock!」の2曲がプロデューサーのクリス・レイニーに送られ、彼がシングル用にミックスした。シングルは2007年1月末に、ストックホルムのクラブ・クレイジー・ナイトで開かれた公式リリース・パーティーで発表されている。ここからデビュー・アルバムの作業が始まった。

出典: CRAZY LIXX 旧公式サイト Biography(2010年8月12日の保存版)

デビュー作の録音は、日付まで決めて臨まれた。旧公式サイトのバイオグラフィによれば、開始日は2007年7月1日、場所はストックホルムのポーラー・スタジオ、プロデューサーはクリス・レイニー。マルメを拠点にしていたバンドは一時的にストックホルムへ移り、ほぼ1か月をスタジオで過ごして13曲を録った。それまでの間も曲を書き続け、英国での3日間のミニ・ツアーやスウェーデン・ロック・フェスティヴァル2007への出演をこなしている。アルバムは秋にミックスを終え、11月に世に出た。

出典: CRAZY LIXX 旧公式サイト Biography(2010年8月12日の保存版)

デビュー作『Loud Minority』は、スウェーデンのナショナル・ハード・ロック・チャートで2位に入った。旧公式サイトのバイオグラフィがそう記している。2007年11月の発売で、公式のリリース・パーティーはシングルのときと同じくストックホルムのクラブで開かれ、年末に数本の公演を挟んだあと、2008年1月中旬には HARDCORE SUPERSTAR のサポートとして英国へ渡っている。

出典: CRAZY LIXX 旧公式サイト Biography(2010年8月12日の保存版)

ヴィック・ジーノの後任探しには数週間かかった。旧公式サイトのバイオグラフィによれば、CRAZY LIXX が新メンバーとして発表したのは元 SHARP のギタリスト、アンディ・ドーソンで、加入は2008年の春。バンドはそのまま夏のフェスティヴァル巡りに出て、スイスへは2度出向いている。同年秋にはアルバムからの最初のフィジカル・シングル「Make Ends Meet」が出た。ドーソンはそれまでストックホルムに住んでいたが、この時期にマルメへ移っている。

出典: CRAZY LIXX 旧公式サイト Biography(2010年8月12日の保存版)

2作目に取りかかる前に、バンドはレーベルを移っている。旧公式サイトのバイオグラフィによれば、CRAZY LIXX は2009年1月にスウェドメタル・レコーズを離れ、その年の最初の8か月をダニー・レクソンと新しい共作相手アンディが20曲ほどの曲書きとデモ録音に費やした。そこから12曲が選ばれ、10月にポーラー・スタジオでクリス・レイニーと録音される。この時点でバンドは次作のためにイタリアのレーベル Frontiers と契約済みで、アルバムは11月に完成しマスタリングまで終えた。それが『New Religion』である。

出典: CRAZY LIXX 旧公式サイト Biography(2010年8月12日の保存版)

ドラマーのジョエル・シレラは、一度バンドを離れてすぐ戻っている。バンド公式の2012年6月の発表によれば、彼が席を空けたのは前作の録音直後で、結果として短い休みになった。同じ発表で新加入として紹介されたのが、当時21歳のベーシスト、イェンス・ショホルム。ダニー・レクソンはこの布陣について、これまでで最もライヴの鳴りが良い CRAZY LIXX になるかもしれない、と述べている。

出典: CRAZY LIXX 公式サイト ニュース「New Line-up announced」

ライヴの窓口も2012年に変わっている。バンド公式の発表によれば、CRAZY LIXX はスウェーデンのブッキング・エージェンシー Rambo Live と契約し、以後の公演のブッキングは同社のクリス・レモンが担当することになった。同じ発表は、Rambo Live が H.E.A.T、CASABLANCA、ROXIE77、SISTER SIN といったバンドを扱っていることも挙げている。

出典: CRAZY LIXX 公式サイト ニュース「Crazy Lixx Sign With Rambo Live」

2012年10月、CRAZY LIXX は W.A.S.P. と GOTTHARD のサポートとしてスウェーデン国内で3公演を行っている。バンド公式の告知が3本すべてスウェーデン国内であることを明記している。80年代から続くバンドの前座に付くのは、この時期の彼らにとって珍しいことではなかった。

出典: CRAZY LIXX 公式サイト ニュース「Crazy Lixx to Support W.A.S.P. and Gotthard in October」

アルバムに入れないと決めて出した曲がある。バンド公式の2014年3月の告知によれば、「Sympathy」は Spotify や iTunes などで配信のみで出されたシングルで、その年の後半に出る予定のアルバムには収録しない単独の曲だと最初から説明されていた。この年に出たアルバムはセルフタイトルの『Crazy Lixx』である。

出典: CRAZY LIXX 公式サイト ニュース「Sympathy - New Digital Single Released」

ユーロヴィジョンの優勝曲を、このバンドがハード・ロックにして録音したことがある。バンド公式の2015年5月の告知によれば、彼らはその年のユーロヴィジョン・ソング・コンテストでスウェーデン代表として優勝したモーンス・セルメルロウの「Heroes」のカヴァーを録音し、映像も撮っている。優勝の発表からわずか数日後の告知だった。

出典: CRAZY LIXX 公式サイト ニュース「Crazy Lixx version of Mans Zelmerlow ESC 2015 winner - Heroes」

初めてのライヴ・アルバムは、ドイツのフェスティヴァルで録られた。バンド公式の2016年5月の告知によれば、『Sound Of The Live Minority』は前年のバング・ユア・ヘッド・フェスティヴァルでの演奏を収めたもので、発売は7月8日。ダニー・レクソンはこれをロック・バンドにとっての節目だとしたうえで、古い CRAZY LIXX の終わりであり、同時に現在のラインナップによる新しい始まりの宣言でもあると説明している。この公演の時点ですでにイェンス・ルンドグレンが前任のエド・リアムからギターを引き継いでおり、1本のライヴが新旧の両方を表していた、というのが彼の言い分である。

出典: CRAZY LIXX 公式サイト ニュース「Crazy Lixx to Release Live Album in July」

『Ruff Justice』は結成15年の節目に出たアルバムで、ギタリスト2人が入れ替わってから最初の作品でもある。バンド公式の告知によれば、クリッセ・オルソンとイェンス・ルンドグレンがギターを担当した最初の CRAZY LIXX アルバムがこれにあたる。ダニー・レクソンはリード・シンガーであると同時にプロデューサーでもあり、これまでの作品と同じく捨て曲を作らない方針で臨み、今回はその狙いにこれまでで最も近づけたと述べている。彼はこの作品を、比べるなら『New Religion』だとも言い添えた。

出典: CRAZY LIXX 公式サイト ニュース「New Studio Album Ruff Justice Will Be Out On April 21st」

2018年、CRAZY LIXX は最初の3作をまとめて出し直した。バンド公式の告知によれば、対象は『Loud Minority』(2007年)、『New Religion』(2010年)、『Riot Avenue』(2012年)の3枚で、10月12日に CD とヴァイナルの両方で再発された。前年に Patreon で掲げていたデビュー作の再発計画から、1年後に3枚同時という形で実現したことになる。

出典: CRAZY LIXX 公式サイト ニュース「First Three Albums To Be Re-issued On October 12th」

3作目『Riot Avenue』は、Frontiers からの2作目にあたる。Blabbermouth が2012年に伝えたところによれば、北米での発売は4月24日で、収録は11曲。この時点のクレジットはダニー・レクソン(ヴォーカル)、アンディ・ドーソンとエド・リアム(ギター)の3人が本体で、ジョエル・シレラ(ドラムス)とロケ・リヴァーノ(ベース)も本作に参加している、という書かれ方をしている。バンド公式サイトは同年4月20日付で「Riot Avenue Released」と告知しており、地域によって数日のずれがあったことが分かる。

出典: Blabbermouth.net「CRAZY LIXX: New Audio Interview With DANNY REXON」