CARCASS トリビア 全10件
CARCASSにまつわる事実を、出典付きで10件掲載しています。
Trivia
初期のアルバムには日本盤の邦題が付けられていた。〈LOUD PARK 13〉公式サイトのバンド紹介によれば、デビュー作『Reek of Putrefaction』は「腐乱屍臭」、2作目『Symphonies of Sickness』は「真・疫魔交響曲」、3作目『Necroticism - Descanting the Insalubrious』は「屍体愛好癖」である。4作目以降は原題をカタカナに移した表記になり、『Heartwork』は「ハートワーク」、『Swansong』は「スワンソング」、17年ぶりの『Surgical Steel』は「サージカル・スティール」と紹介されている。当サイトはアルバム名を原題で統一しているため、これらの邦題はページ上には出てこない。
再結成後はじめての来日は2008年、〈LOUD PARK 08〉への出演だった。公式サイトのタイムテーブルによれば、出演は初日の10月18日、さいたまスーパーアリーナで17時25分から。同じ日の前後にはSONATA ARCTICAとAVENGED SEVENFOLDが並び、その夜を締めくくったのはSLIPKNOTである。当サイトのLIVE欄で同じ日に登録されているDOWNは19時35分の出演だった。翌19日のタイムテーブルにこのバンドの名前は無い。
〈LOUD PARK 13〉への出演は、17年ぶりのスタジオ作『Surgical Steel』が日本で先行発売された2013年9月4日に発表された。フェスティバル公式サイトのバンド紹介はそのことを明記している。出演は10月19日、さいたまスーパーアリーナのBIG ROCK STAGEで16時40分から。同じステージにはLOST SOCIETY、BRING ME THE HORIZON、THERION、LYNCH MOB、EUROPEが並び、もう一方のULTIMATE STAGEはSTONE TEMPLE PILOTS with Chester Benningtonが締めくくった。翌20日のタイムテーブルにこのバンドの名前は無い。
〈LOUD PARK 15〉では、デス・メタルとブラック・メタルを集めたEXTREME STAGEの最後に立っている。公式タイムテーブルによれば出演は2日目の2015年10月11日、18時40分から。同じステージをその日先に通過したのはOBITUARY、ABBATH、DARK TRANQUILLITY、AT THE GATES、NAPALM DEATHで、他の2ステージはHELLOWEENとMEGADETHが締めくくった。前日10日のタイムテーブルにこのバンドの名前は無い。
〈LOUD PARK〉は2023年に一年限りの復活開催が行われ、バンドはその東京公演に出演した。公式サイトによれば、東京は3月26日、幕張メッセ国際展示場9〜11ホールで開場10時・開演11時、料金は19,000円である。同じ回の大阪公演は3月25日にインテックス大阪で行われたが、出演はPANTERA、KREATOR、NIGHTWISH、STRATOVARIUS、BLEED FROM WITHINの5組のみで、このバンドは含まれていない。東京の出演者にはこの5組に加えてAMARANTHE、OUTRAGE、H.E.R.O.、JASON RICHARDSON & LUKE HOLLANDが並び、オープニング・アクトはBRIDEARとPhantom Excaliverだった。
2014年5月の〈CARCASS JAPAN TOUR 2014〉は、『Surgical Steel』を携えた5公演だった。招聘元クリエイティブマンの公演ページによれば、1日の広島CLUB QUATTRO、2日の梅田CLUB QUATTRO、3日の名古屋CLUB QUATTRO、6日と7日の渋谷CLUB QUATTROで、チケットは前売6,800円・当日7,300円、発売は3月22日である。名古屋だけが開場17時・開演18時と1時間早く、他の3会場は開場18時・開演19時だった。東京の2公演はいずれもソールド・アウトしている。
カーカスは、ギターのビル・スティアーがNAPALM DEATHに在籍していた時期に、その傍らで始めたサイド・プロジェクトだった。〈LOUD PARK 13〉公式サイトのバンド紹介はそう記している。結成時の編成はスティアーにベース/ヴォーカルのジェフ・ウォーカーとドラムのケン・オーウェンを加えた三人で、1989年に2作目『Symphonies of Sickness』を出すのと同時に、スティアーはカーカスに専念するためNAPALM DEATHを脱退した。
1988年のデビュー作『Reek of Putrefaction』は、極端な音と歌詞のために大手の流通からは敬遠された一方で、BBCラジオ1のジョン・ピールを引き寄せた。メタル・ハマー誌の回顧記事によれば、ピールは自身の番組でこの作品の曲をかけており、英紙オブザーヴァーのインタビューでは1988年の最も好きなアルバムに挙げている。同記事は、粗い録音状態がかえってピールの関心を引く一因になったとも書いている。
『Reek of Putrefaction』の濁った音は狙ったものではない。ジェフ・ウォーカーはメタル・ハマー誌に、本当に怠慢で、もう何も気にしていないエンジニアに台無しにされた、と語っており、良いリフがあったのにプロダクションで濁ってしまったのが残念だ、とも述べている。ビル・スティアーも、あの作品は焦点が定まっておらず、ただ速くて重いことだけを考えていた、と振り返っている。録音はバーミンガムのRich Bitch Studiosで4日間だった。
2021年にトム・ドレイパーの後任として加入したジェームズ“ニップ”ブラックフォードについて、ジェフ・ウォーカーとビル・スティアーは2024年4月の来日公演中に受けたインタビューで語っている。スティアーは、前任のトムがグリーンカードの申請で問題を抱えたこと、ジェームズは友人であり良い奏者だと知っていたので真っ先に思い浮かんだことを挙げた。ウォーカーは、彼は音楽面だけでなく人としてもバンドに馴染んだ、ジェームズなら両方が手に入る、と述べている。ウォーカーによれば、ブラックフォード本人は加入の話を最初にされたとき、間違えるかもしれない、と答えたという。