YOUTUBE MUSIC VIDEOS
AVAILABLE AT / 購入はこちら
ARTIST
Black Sabbath
LINER NOTES
LANGUAGE
『Black Sabbath』は、BLACK SABBATHがロックの推進力を、祝祭ではなく不穏な空気、鈍く落ちるリフ、そして沈黙の重さへと置き換えたデビュー作である。冒頭の雨音、鐘、雷鳴から始まる表題曲は、トニー・アイオミの減速したギターとギーザー・バトラーの低いベースによって、従来のブルース・ロックとは異なる暗い空間を作り出す。オジー・オズボーンの声は大仰に威圧するのではなく、恐怖の中に立たされた人間のような切実さを帯び、ビル・ワードのドラムは単に拍を刻むのでなく、曲の足元を揺らして緊張を増幅する。
“The Wizard”ではハーモニカを交えた土臭いグルーヴが前へ進み、“Behind the Wall of Sleep”と“N.I.B.”ではリフとベースの輪郭が曲を導く。“Evil Woman”や“Warning”といったカヴァーも、原曲のブルース感を残しながら、四人の重い手触りに引き寄せられている。“Sleeping Village”の静かな間を挟む構成も、音数の多さではなく、次に鳴る一音の圧力を際立たせるためのものだ。まだ後年ほど整然とした様式ではないが、その粗さこそがこの作品の魅力である。ヘヴィ・メタルの出発点を一枚に固定したというより、恐怖、重さ、グルーヴが同居する新しいロックの地面を掘り当てた記録として聴きたい。
TRACK LIST
- 1.Black Sabbath
- 2.The Wizard
- 3.Behind the Wall of Sleep
- 4.N.I.B.
- 5.Evil Woman (Don't Play Your Games with Me)
- 6.Sleeping Village
- 7.Warning