WIGELIUS

21世紀初頭から現在に至るまで、世界のハードロックおよびヘヴィメタル市場において、スウェーデンを中心とする北欧諸国は極めて重要な役割を果たしてきた。

Biography

21世紀初頭から現在に至るまで、世界のハードロックおよびヘヴィメタル市場において、スウェーデンを中心とする北欧諸国は極めて重要な役割を果たしてきた。特に「メロディック・ロック (Melodic Rock)」あるいは「AOR (Adult Oriented Rock)」と呼ばれるジャンルにおいて、その貢献度は計り知れない。1980年代のアメリカ西海岸で隆盛を極めたTOTO(トト)、Journey (ジャーニー)、Survivor (サバイバー) といったバンドが築き上げた、洗練されたメロディ、重厚なハーモニー、飾らないシンセサイザーワークを特徴とする音楽スタイルは、2000年代以降、大西洋を渡り北欧の地で独自の進化を遂げた。この現象は一部の批評家や愛好家の間で「Scandi-AOR (スカンジナビアンAOR)」と称され、H.E.A.T(ヒート)、Work of Art (ワーク・オブ・アート)、Eclipse (エクリプス) といったバンドがその代表格としてシーンを牽引してきた。 この豊かな土壌の中から、2010年代初頭に彗星の如く現れ、短期間でジャンルのファンを魅了したバンドが存在する。それが、 WIGELIUS (ウィゲリウス) である。アンダース・ウィゲリウス (Anders Wigelius) という稀代のボーカリストと、その実兄でありサウンドの建築家であるエリック・ウィゲリウス (Erik Wigelius) を中心に結成されたこのバンドは、単なる80年代の模倣 (ノスタルジー)に留まらない、現代的な輝きと力強さを兼ね備えた「ハイブリッド・AOR」と呼ぶべきスタイルを確立した。 さらに特筆すべきは、WIGELIUSの才能が自身のバンド活動の枠を超え、アジアの巨大音楽市場―――すなわち日本のJ-Popおよび韓国のK-Popシーン――にまで波及している点である。彼らは「裏方」のソングライター/プロデューサーとして、Super Junior (スーパージュニア)やSHINee (シャイニー) といったトップアイドルに楽曲を提供し、AOR由来のドラマチックなメロディセンスを現代のポップスに注入することで、知らず知らずのうちに数百万人のリスナーにその音を届けてきた。

Albums

Tabula Rasa CD
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透明感ある鍵盤と伸びやかな歌で、北欧AOR/メロディック・ロックの魅力を丁寧に描く一枚。

Reinventions CD
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透明感のある歌と煌めく鍵盤で、WIGELIUSが北欧AORの爽快感を描いたデビュー作。