TRiDENT(トライデント) トリビア 全14件
TRiDENT(トライデント)にまつわる事実を、出典付きで14件掲載しています。
Trivia
TRiDENTには「おじ祭り」という、35歳以上の男性しか入場できないライブがある。職場でも家庭でも責任を負う場面が多い世代に居場所を作りたい、というメンバーの思いから2023年に始まり、メンバー自身が考案したものである。2025年9月20日の代官山UNIT公演で3回目を迎え、350人が集まった。ASAKAはこの日、歳を取るのが楽しみだと思ってほしいと客席に語り、いつか両国国技館で開催したいという目標も口にしている。
キングレコードからのメジャー・デビューは、2025年8月23日の代官山UNITでのワンマン公演で発表された。公演名は「Continue.」。バンドの始まりの曲と同じ言葉に句点を付けたもので、公演終盤、「be with you」の演奏が終わったあとに流れた映像でメンバーは、Continueという曲で始まった今までのTRiDENTにここでピリオドを打ち、新たな一歩を踏み出す、と告げた。不穏に見えるタイトルを付けたのは客を驚かせたかったからで、発表はサプライズだったとNAGISAは振り返っている。チケットは完売し、約500人が集まっている。
メジャー1st EPのリード曲「黎明ノ詩」は、MY FIRST STORYのNobによる書き下ろしである。きっかけはイベントの打ち上げの場だった。バンド側は以前から一緒にやりたいアレンジャーとしてNobの名前を挙げていたものの面識が無く、当日は話し掛けるかどうか迷った末に挨拶へ行ったという。Nob側の説明では、乾杯の席で彼が手掛けた我儘ラキアの曲を気に入っていると伝えられ、それなら曲を書くと持ちかけたところ、その場で快諾されたという流れである。バンド側はダメもとのつもりだったと話している。
2026年7月15日、イギリスの日本音楽専門レーベルJPU Recordsが、TRiDENTのデジタル・シングル「Candle」をヨーロッパと北米で配信すると発表した。同時に『BLUE DAWN』の国際盤CDの予約受付も始まっており、レーベルはこれを同作として初の国際CDリリースだと説明している。「Candle」は日本のテレビドラマ『35歳、いまさら恋とかありえない』の主題歌として書かれた曲で、作詞・作曲はASAKA、編曲は堀江晶太が手掛けた。
バンド名の由来をASAKAが2021年の取材で説明している。TRiDENTには三叉槍(さんさそう)という意味があり、ひとりひとりが銃を乱射するのではなく、3人でひとつの槍になろうという考えを込めた名前だという。前身の「ガールズロックバンド革命」の頃はひとりずつがやりたいことを音でぶつけ合う感覚だったが、TRiDENTになってからは3人で1曲をしっかり作り上げる方向へ重心を移した、とも語っている。
2019年11月、前身バンドのドラマーから辞めたいと告げられ、脱退は2020年3月になった。バンドはこのことを2020年2月まで周囲に伏せている。話が広まって客の耳に届けば、それまでのライブの空気が微妙になる、という判断だった。次のドラマーを誰にするか、ASAKAとSERINAがせーので名前を出し合ったところ、二人ともNAGISAだった。NAGISAはQuinceというバンドに在籍していて対バンで面識があり、声を掛けづらいと考えていたところへ、本人がQuinceを抜けたがっているという話が耳に入って打診に至っている。
TRiDENTとして最初に作られた曲は「Continue」で、前のドラマーの脱退が決まったあとの2019年12月に、ASAKAとSERINAの二人で書いている。バンド名を変えると決めたのもこのときだった。歌詞は最後に付けられた。活動を止めている間、要となるドラマーが抜けてこのバンドはもう駄目なのではないか、という反応をASAKAは目にしており、それが悔しくて「今に見てろよ」という気持ちをそのまま詞にしたという。
EP『BLUE DAWN』に入った「恋のマジックポーション」は、すかんちが1991年に出した曲のカバーで、テレビアニメ『ポーション、わが身を助ける』のオープニング主題歌に起用された。作品名と曲名の両方にポーションが入る縁である。すかんちのROLLY本人が演奏とコーラスで参加し、プロデュースも担当した。レコーディングはグルーヴを優先して全員で一発録りしており、パートごとに別々に録る普段のやり方とは違ったという。ASAKAは男性目線の歌詞をあえて原曲のキーのまま歌っている。
同じEPのエンディング主題歌「MIRACRAID」は、NAGISAがTRiDENTで初めて作曲した曲である。メジャー・デビューが決まったとき、曲をASAKAだけでなく全員で作ろうという話になり、そのとき作ったうちの1曲だった。アニメ用に90秒へ収める方法は周囲に相談したという。作詞はASAKAで、アニメの原作をすべて読んだうえで、主人公である八雲楓の目線から書いている。
「Bite the bullet」は、eスポーツの世界大会「Six Invitational 2024」で日本選手の応援ソングに起用された。キングレコードの記事によれば、2025年9月の「おじ祭り2025」ではこの曲が開演一曲目に置かれている。
前身バンドの時代には、同期(オケの打ち込み)を入れないというルールがあった。小さな箱でやっているうちは3人の生音だけでやる、というメンバーの意向によるものである。TRiDENTになってからはこれを変え、同期を入れるようになった。ASAKAはその理由を、目標を東京ドームと決めているからで、そこへ向かううえで同期を入れないのはありえない、と説明している。なお新体制で初めてスタジオに入ったときは、同期を一切入れず3人だけで音を出したという。
『BLUE DAWN』にはもう1曲カバーが入っている。スタジオジブリ映画『耳をすませば』の主題歌として知られる日本語版の「カントリー・ロード」で、メンバー全員が小さい頃から知っていて作品にも思い出があることから選ばれた。原曲もこの日本語版も穏やかなトーンだが、TRiDENTはメロコアに振り切っている。NAGISAは、メロコアの2ビートをどれだけ聴かせられるかが勝負で、このEPの中では実はこの曲が一番難しかったと話している。TRiDENTでメロコアをやったのはこれが初めてだった。
EPのタイトル『BLUE DAWN』は、リード曲「黎明ノ詩」よりも先に決まっていた。夜明けを表すこの言葉から、リード曲や「NEW ERA」へ話が繋がっていったのだという。ASAKAは、黎明という語が明けきっていない状態を指すことが今のTRiDENTと重なると説明している。TRiDENTの曲はそれまで英語のタイトルが多く、Nobからは漢字を使っているのが新鮮でいいと言われたそうだ。衣装もこのタイトルに合わせて青になっている。
『BLUE DAWN』の「NEW ERA」は、PENGUIN RESEARCHの堀江晶太が編曲を手掛けている。SERINAによれば、堀江が編曲した曲は毎回ベースが難しく、彼女にとっては試練のようなものだという。これまでは練習すれば弾けていたが、この曲では自分の手の小ささのために壁を感じ、レコーディングにはそれまでで最も時間がかかった。