PRETTY MAIDS トリビア 全21件
PRETTY MAIDSにまつわる事実を、出典付きで21件掲載しています。
Trivia
2025年の秋、彼らの曲が2つ、HBO MAXのドラマ『ピースメイカー』のシーズン2で使われた。1992年のヒット曲「Please Don't Leave Me」が第4話、2010年の「Little Drops Of Heaven」が第6話である。公式サイトはこれを、嬉しい知らせとして発表している。
PRETTY MAIDSは1982年の初めに、ロニー・アトキンスとケン・ハマーによって結成されたデンマークのバンドである。以来この2人がバンドの軸であり続けてきた。
このバンドの日本での出発点は、少し変わっている。1984年に出た1作目『Red, Hot And Heavy』が、輸入盤のまま日本で大ヒットしたのである。その反響があまりに大きかったため、日本盤は後追いで発売された。激ロックはこれを、日本で先に人気が爆発した稀有なバンドの一つだと書いている。
その後の彼らの動き方には、決まった形があった。Blabbermouthの記述によれば、アルバムを出しては、たいていヨーロッパと日本をツアーする、という繰り返しである。日本は彼らにとって、断続的に訪れる市場ではなく、リリースごとに回る場所だった。
2019年11月に『Undress Your Madness』を出したあと、バンドは止まった。ロニー・アトキンスの説明によれば、終わり方が間違っていた。彼が病気になり、その間の半年ほどは何もできなかった。そしてその時期に新しいアルバムが出たのに、ツアーに出る機会が無かったのである。続いてロックダウンが来た。
止まっていた理由は、それだけではなかった。アトキンスは2023年9月、2019年以来バンド内に問題があり、とりわけ自分とケン・ハマーのあいだにあったと語っている。ただしその時点で2人は再び話すようになっており、少し前に会ったところだという。40年分の事案をメールでやりとりすることもあるとしたうえで、彼はこう述べた。ファンのためだけでも、最終的には矛を収めることになると思う、と。ずっと愛憎相半ばする関係だった、というのが彼の言い方である。
アトキンスが復帰の動機として挙げたのは、区切りだった。2023年12月の取材で彼は、バンドをもう一度見たいファンが大勢いることを知っている、少なくとも何らかの区切りをつけるために、と述べている。予定していたのは限られた本数で、夏に5、6のフェスをやるくらいだろうという見込みだった。その先どれだけやるかは分からない、続けるかもしれない、それは自分の体調にもよる、というのが彼の言葉である。
復帰の第一歩は、バンド名を伏せて踏み出された。2024年6月16日、デンマークのアルベアツルンにあるForbrændingenでの公演がそれで、ここで彼らはKINGMAKERSという名義で出演している。2016年のアルバム題を借りた「シークレット」公演で、これは4日後に控えた本番のウォームアップだった。約5年ぶりのステージである。
2026年10月25日、彼らは神奈川のぴあアリーナMMで開かれる「FULL METAL JAPAN 2026」に出演する。激ロックによれば、前回の来日は2018年11月で、およそ8年ぶりの日本公演にあたる。同じ日にはPOWERWOLF、ANGRA、HIBRIAが出演する。
2018年11月の来日公演は、2晩続けて行われた。しかも両日とも、1987年の『Future World』を完全再現するという構成である。違ったのは後半で、11月17日はグレイテスト・ヒッツとバンドのお気に入り、翌18日はレア曲とファンのお気に入りが並んだ。ステージの背後には『Future World』のジャケットが大きく掲げられ、開演の18時ちょうどにアルバムのイントロが流れ始めたという。
活動が止まっていた期間には、はっきりした区切りがある。BARKSによれば、彼らは2019年秋から活動を休止しており、ライヴ・パフォーマンスは2019年9月以来行われていなかった。再開が告知されたのは2023年10月で、翌2024年の夏に北欧で3つのフェスに出演するという内容である。6月にデンマークのコペンヘル、7月にスウェーデンのTime To Rock、8月にデンマークのJailbreakだった。
ロニー・アトキンスは、病を得たあとの数年をどう過ごすかについて、自分の言葉で語っている。BARKSが伝えるところによれば、彼は自分の前に2つの道が現れたと述べた。隅にしゃがみ込んで自分を憐れむか、生きて自分の得意なことをやり続けようとするか。実際しばらくは前者だったと思う、と断ったうえで、彼は後者を選んだという。家族と真の友人たちからの支援を得て、曲作りを続けると決めた、というのが彼の説明である。この数年、彼はソロでの活動に専念していた。
公式サイトのメンバー欄には5人が並び、それぞれの生年月日まで載っている。ヴォーカルのロニー・アトキンスが1964年11月16日、ギターのケン・ハマーが1963年10月26日、ドラムのアラン・チカヤが1974年7月5日、ベースのレネ・シェイズが1971年7月27日、キーボードとギターのクリス・レイニーが1972年1月31日である。
2026年の日程は日本だけではない。公式サイトのツアー欄には、7月3日のバルセロナ・ロックフェスト、7月4日のドイツ・バリンゲン、7月25日のチェコ・オパヴァ、10月25日の日本に続いて、12月にはスウェーデンのヨーテボリ、そして母国デンマークのオーフスとコペンハーゲンが並んでいる。
現時点での最新作は、2019年11月に出た『Undress Your Madness』である。レーベルはFrontiers Music Srlで、公式サイトも同作をCD・LP・デジタルで同レーベルから出ているものとして案内している。
最新作『Undress Your Madness』(2019年)のプロデュースを手掛けたのは、ヴォルビートなどで知られるヤコブ・ハンセンである。レーベルのFrontiers Musicはこの作品について、過去の音の風景を取り込みながらバンドを刷新した音になっていると評した。現代的でありながら同時にクラシックでもある、という言い方である。同社はまた、アトキンスとハマーをこのジャンルで最良の作曲チームの一つに挙げている。
公式サイトのディスコグラフィーには、スタジオ作以外の作品も並んでいる。2012年の『It Comes Alive - Made in Switzerland』はスイスのZ-7で収録されたライヴ作品であり、2019年2月には『A Blast From The Past』も出ている。近年の作品はいずれもFrontiers Recordsからのリリースである。
2作目『Future World』(1987年)は、いまなお彼らの代表作と見なされている。Blabbermouthはこの作品を、今日でもクラシックと目されているものだと書いている。
本名義での復帰は2024年6月20日、コペンハーゲンのフェス、コペンヘルだった。
復帰の年、彼らはスウェーデンのクニスリンゲで開かれたTime To Rockと、デンマークのホーセンスで開かれたJailbreakにも出演した。翌2025年には、毎年恒例のMonsters Of Rock Cruiseにも乗っている。
新作については、2025年4月の時点で動き出していた。ライヴ再開を決めたときには新しいアルバムの話は出ていなかったが、その後、何か録ろうという話をするようになったとアトキンスは述べている。まだ何も書いていないが、曲を書いて録音することを話し合っている段階だという。ただし彼自身は先にソロ作をやりたいとしており、既に12曲が書き上がっていて、歌詞さえ書けば録音できる状態だと語った。