NEMOPHILA トリビア 全25件

NEMOPHILAにまつわる事実を、出典付きで25件掲載しています。

Trivia

NEMOPHILAは最初からバンドだったわけではない。2019年夏、5人はセッション・バンドとして動き始め、ライブハウスで2回のセッション・ライヴを行っている。本番だけでなくリハーサルの感触も良く、互いを人として知っていくうちにこのまま続けたいという気持ちが生まれ、2回のライヴを終えたところでバンド名を決める話になった。NEMOPHILAという名前が決まった瞬間に5人の気持ちが固まったと、mayuは振り返っている。活動開始は2019年8月で、9月にZepp DiverCityで行われた「METAL WEEKEND 2019」にLOUDNESSやHAMMERFALLらのオープニング・アクトとして出演したのがデビューだった。

出典: NEMOPHILA 公式サイト Profile

NEMOPHILAには「地獄のゆるふわバンド」という通り名がある。公式のプロフィールは「音は地獄のように激しく、その他はゆるふわ」を標榜すると書いており、mayu自身も、サウンドは地獄のように激しいが普段はゆるふわだからだと説明している。実際の編成もそれを裏づけていて、スクリーム、7弦ギター、5弦ベース、ツーバスのドラムという組み合わせである。

出典: NEMOPHILA 公式サイト Profile

YouTubeチャンネルを開設したのは2020年2月8日で、開設時にアップロードしたのはIRON MAIDEN「The Trooper」のカバーだった。始動から半年も経たないうちにコロナ禍となり、予定していたことのほとんどができなくなったため、mayuによれば、工夫して活動を続ける手段としてチャンネルの開設と配信ライヴに力を入れたのだという。結果としてカバーやコピーは副産物も生んだ。誰がどのジャンルを得意とするか、誰がどういうアプローチをしてくるかが分かり、メンバー同士をよく知るきっかけになったと彼女は書いている。

出典: NEMOPHILA 公式サイト Profile

会場の規模は数年で大きく変わっていった。2023年7月17日には東京ガーデンシアターで「NEMOPHILA 4th Anniversary -Rizing NEMO-」を開催。mayuは決定時のコラムで、憧れのステージのひとつであり、まさかあの舞台に立てる日が来るとはと書いている。同年は11か所を回るワンマン・ツアーと国内外のフェス出演もあり、そして2024年2月には、バンド初の日本武道館公演「地獄のゆるふわ LIVE at 日本武道館」が行われた。

出典: NEMOPHILA 公式サイト Profile

NEMOPHILAは、ヴォーカルのmayuが自分でやりたい音楽のために人を集めたところから始まっている。ラウド系をやりたいと考えたときに、スクリームを生かした女性だけのバンドはあまりいないので面白いことができるはずだ、というのが発想の出発点だった。そうして声をかけていって集まったのが、この5人である。

出典: 激ロック インタビュー(NEMOPHILA)

mayuが最初に声をかけたのは、ドラムのむらたたむだった。面識があったわけではなく、動画や雑誌で一方的に知っていただけの状態でダメもとで誘ったところ、承諾が返ってきたのだという。ギターの葉月を連れてきたのはSAKIで、SAKI自身は知人のツテを通じて紹介された相手だった。ベースのハラグチサンは、もともとmayuの友人である。

異説あり出典: 激ロック インタビュー(NEMOPHILA)

ギターの葉月が7弦を弾くようになったのは、NEMOPHILAが始まってからである。理由はヴォーカルとの棲み分けで、スクリームは音域的にギターと被りやすいため、それより下へ行こうと考えたのだという。ツイン・ギターで片方が常に7弦という構成はそれほど多くないので、バンドの特徴を出す意味もあると本人が説明している。彼女がもともと好んで聴いていたのはARCH ENEMYやCHILDREN OF BODOMのような、デス・ヴォイスやスクリームが多く入ったバンドだった。

出典: 激ロック インタビュー(NEMOPHILA)

ドラムのむらたたむは2020年5月に出産している。復帰第1弾となったのは、同年8月22日に行われた無観客配信ライヴ「むらたたむ復帰!NEMOPHILA 1st Streaming Live」だった。この日は2ndシングル『雷霆 -RAITEI-』の発売日でもあり、本人は産休明け初のライヴということで非常に気合いが入っている、産休明けでパワーアップした姿を見せたい、とコメントを寄せている。

出典: 激ロック ニュース(NEMOPHILA 2ndシングル『雷霆 -RAITEI-』)

1stアルバム『REVIVE』のメイン・コンポーザーを務めたのは、元LAST MAY JAGUARの秋山健介である。進め方は、事前にメンバーが「こんな感じの音が好き」「こういうこともやってみたい」といった意見を自由に投げるだけ投げ、上がってきた曲について、リハーサル終わりのスタジオへ秋山が来て話しながら選曲していく、というものだった。またSAKIによれば、それまでのシングルはすべて公式サイトでの販売のみだったため、一般流通するアルバムには過去の曲を全部入れたいという前提があり、当初は新曲が3曲ほどになる見込みだった。それでは物足りないということで、途中から新曲を増やした経緯がある。

出典: 激ロック インタビュー(NEMOPHILA)

『REVIVE』の「HYPNOSIS」は、中近東を思わせる曲調がひときわ異彩を放つ曲である。作曲はハラグチサンで、今までのNEMOPHILAになかったタイプの曲を入れたかったこと、そしてこうした世界観がもともと好きだったことが理由だという。作詞は葉月で、曲調に合わせて正統派の歌詞にはせず、途中に呪文を入れた。その呪文は基本的にアラビア語なのだが、「ハラハーラー」という部分だけはアラビア語とは関係がなく、作曲したハラグチサンを讃える言葉になっている。

出典: 激ロック インタビュー(NEMOPHILA/2ページ目)

NEMOPHILAでは、ヴォーカル以外のメンバーが歌う曲がある。「Breaking Out」で歌うのはドラムのむらたたむで、スクリームが多く入る曲なので主旋律を誰かが歌う必要があり、SAKIとmayuが彼女に振ったのだという。本人によれば、歌いながら叩くとリズムを計算しながらやることになるので、逆にリズムをシビアに考える訓練になっている。「Blooming」で歌うのはベースのハラグチサンだが、彼女が昔のバンドで歌っていた経緯は変わっている。18歳か19歳の頃、当時のヴォーカルが急にアメリカへ行ってしまい、残ったメンバーでひとりずつ歌ってみた消去法の結果、役割が回ってきたのだという。

出典: 激ロック インタビュー(NEMOPHILA)

2022年1月9日のLINE CUBE SHIBUYA公演は、5人揃っての初の有観客ワンマンであり、初のホール・ワンマンでもあった。チケットは一般販売を待たずソールドアウトしている。SAKIは事前の取材で、いきなり初ホールが渋谷公会堂だなんてマネージメントも無謀なことをする、やるからにはガラガラで恥をかいてもいい、くらいに思っていたと明かし、即完したことに本当に驚いたと語っていた。まだ1stアルバムも出ていない段階での出来事で、彼女はこの2年間にYouTubeや配信ライヴで知ってくれた人たちが実際に来てくれるのだと感じたという。

出典: 激ロック インタビュー(NEMOPHILA/2ページ目)

mayuは2021年7月7日に入籍し、2022年9月15日に行った生配信で妊娠を発表した。ただしその直後の予定はそのまま実施されている。9月29日のSHOW-YAとの対バンと、10月7日のアメリカのフェス「Aftershock」への出演は、本人のやりたいという意思が強く、医師の許可を得て予定通り行われた。産休に入ったのはその後で、期間はおよそ2か月だった。

出典: 激ロック ニュース(NEMOPHILA mayu の妊娠報告)

mayuの産休中も、NEMOPHILAは活動を止めなかった。SAKI、葉月、ハラグチサン、むらたたむの4人編成を「NEMOPHILA quartette」と名づけ、インスト・ライヴ「NEMOPHILA Instrumental Night」を開催している。初回は2022年12月5日の下北沢シャングリラだった。

出典: 激ロック ニュース(NEMOPHILA mayu の妊娠報告)

2024年3月末をもって、ギターのSAKIがNEMOPHILAを離れた。以後バンドは4人体制になっている。SAKIは独立にあたってのコメントで、NEMOPHILAでは最年長メンバーとして他のメンバーの挑戦を後押しするような役割を意識し、メタル・ギタリストとしての研鑽を積んできたと述べ、今後はジャンルを制限せず自分が興味を抱く音楽活動に参加していきたいとしている。なお彼女は2023年に、L'Arc~en~Cielのtetsuyaが率いるコピーバンド Like-an-Angel のギタリストにも抜擢されていた。

出典: 音楽ナタリー(元NEMOPHILA・SAKIがソロギタリストとして本格始動)

1stシングル「OIRAN」は2020年2月29日にリリースされ、同じ日に行われた渋谷REXでのライヴは瞬時にソールドアウトした。この曲は現在もバンドの代表曲であり続けており、2021年の1stアルバム『REVIVE』にも「OIRAN REVIVE Ver.」として収められている。

出典: NEMOPHILA 公式サイト Profile

1stアルバム『REVIVE』は、iTunesのロックチャートで1位を獲得し、オリコンのウィークリー・ランキングでも5位に入った。

出典: NEMOPHILA 公式サイト Profile

2ndシングルの表題曲「雷霆 -RAITEI-」には、SAKIと葉月による50秒近いギター・バトルが入っている。カップリングの「SORAI」は、すでにライヴでも披露されていたシャッフル調の曲で、歌詞は「爽籟」という語が持つ“秋の風”をテーマに書かれた。7弦ギターと5弦ベースの低音を生かしたリフが主体になっている。

出典: 激ロック ニュース(NEMOPHILA 2ndシングル『雷霆 -RAITEI-』)

『REVIVE』は、既存のシングル曲も含めてすべてスウェーデンのイェンス・ボグレンがマスタリングを手掛けている。SAKIは、最近はアンプ・シミュレーターやドラム・トリガーを使ってカッチリきれいに作るやり方が主流になっているが、この作品はかなりリアルで生っぽい聴き応えのある仕上がりになっていると述べている。

出典: 激ロック インタビュー(NEMOPHILA/2ページ目)

『REVIVE』の「Rollin'Rollin'」はSAKIが作曲した、アップテンポでメジャー・コードを使った明るい曲である。ところが秋山健介の編曲でイントロにかなり派手なスラップが入り、それまでNEMOPHILAにはここまでベースが目立つ曲がなかったため、SAKI本人も驚いたという。プレッシャーを受けたのはハラグチサンで、覚悟して新しい自分を開拓するしかないと臨み、「これが自分の限界です」というメッセージを添えて音を送ってきた。それを聴いたSAKIの感想は、十分できているというものだった。

出典: 激ロック インタビュー(NEMOPHILA/2ページ目)

葉月は配信ライヴのMCで『REVIVE』を「血と汗と涙の結晶」と表現した。理由を訊かれた彼女の説明はごく具体的で、レコーディング中、自分のソロ・パートについて1週間ほどずっと考え続け、何テイクも自分でボツにしながら作ったから、その言葉がぽろっと出てきたのだという。

出典: 激ロック インタビュー(NEMOPHILA)

mayuは2022年11月に男の子を出産し、母子ともに元気だと連載コラムで報告している。復帰は2023年1月8日から始まったツアー「TOUR 2023『Seize the Fate』」で、これはバンドにとって初のワンマン・ツアーでもあった。彼女は年始で産休明けということもあり気合いを入れていきたい、と書いている。

出典: 激ロック mayu の連載コラム「種まき日記」最終回

2ndアルバム『Seize the Fate』では、メンバー全員が作詞作曲に挑戦している。表題曲「Seize the Fate」の作詞を担当したのはSAKIで、自分らしく前に進んでいくという思いが込められた歌詞と、疾走感のあるメロディが特徴の曲だと紹介された。この曲はアルバム発売に先駆けて2022年10月7日に配信されている。

出典: 音楽ナタリー(NEMOPHILA 2ndアルバム発売)

在籍中のSAKIはNEMOPHILAのリーダーだった。mayuは連載コラムで彼女について書いており、責任感が強くメンバーをよく見ていること、歌に変化があると褒めてくれること、そして英語の発音や歌い回しを教えたり一緒に考えたりしてくれることを挙げている。リハーサルの合間にdoとdoesについての授業をやってくれたこともあったという。mayuは、ちゃっきーさんが言うから間違いない、という具合にかなり頼ってしまうところがある、とも書いている。

出典: 激ロック mayu の連載コラム「種まき日記」第2回

2025年5月、NEMOPHILAは日比谷公園大音楽堂でワンマン公演「やめられないとまらない、NEMOPHILA地獄の全曲ライブ」を行った。題名のとおり全曲を演奏する公演で、雨の降る中、金属バットでドラム缶を叩くといったパフォーマンスも繰り広げられた。この日の映像からMetallica「Master of Puppets」、Limp Bizkit「Stuck」、Slipknot「(Sic)」のカバーが、2026年2月に公式YouTubeチャンネルで公開されている。

出典: 音楽ナタリー(NEMOPHILA カバー映像公開)