East Of Eden トリビア 全22件
East Of Edenにまつわる事実を、出典付きで22件掲載しています。
Trivia
EP『Rising In Bloom』の「Checkmate」で、リーダーのAyasaが自身初の作詞に挑戦した。作曲はEast Of EdenとMaoの共作である。Ayasaによれば、Maoから届いたデモを最初に聴いた瞬間にチェス盤の情景が自然と浮かび、そのイメージを軸に、ヴォーカルの湊あかねを主人公として人生というゲームを進んでいく姿を思い描きながら言葉を紡いだという。作家情報は2026年5月21日のメンバーによるインスタライブで発表された。
バンド名に込めた願いを、リーダーのAyasaが結成発表時のコメントで述べている。これから East Of Eden を知って好きになってくれる人にとっても、メンバー自身にとっても、このバンドがその名のとおり「楽園」になりますように、というものである。同じコメントでAyasaは、集まった4人を、自分が音楽活動のなかで出会った「音楽の女神たち」と呼び、声をかけたのは自分だと明かしている。
East Of Eden は、ソロのバイオリニストとして活動していたAyasaが世界進出を目指し、共演を熱望していた面々を集めて結成したバンドである。集まったのは経歴のまったく違う4人で、ヴォーカルの湊あかねは2022年に解散したアイドルグループprediaのメインヴォーカル、ギターのYukiはイギリスのMarshall Recordsから世界デビューしたインストゥルメンタル・バンドD_Driveのメンバー、ベースのわかざえもんはマキシマム ザ ホルモンの公式フランチャイズ・バンド、コロナナモレモモでも活動、ドラムのMIZUKIはサポート・ドラマーとして活動していた。
2024年12月10日にベースのわかざえもんの脱退が発表され、その2週間後の12月24日に、ソロ・アーティストとして活動していたMINAの加入が発表された。MINAはコメントで、ソロになる前は約6年間バンドをやっていて、成功を夢見て上京し、そのバンドが4年前に解散したときには、バンドという夢はもう叶えられないと心に蓋をしていた、と書いている。誘いを受けた当初は戸惑ったものの、メンバーと偶然ばったり会ったり仕事で一緒になったりが重なり、ライブを観て心を打たれて加入を決めたという。
『The First Eden - Seeds Of Hope』の「Darkside Lotus」は、デモの時点ではボカロ寄りの曲だった。それでは味が出ないと感じた湊あかねが、演歌のような要素を入れてみたら面白くなるのではないかと思いつき、半ば冗談でやってみたところ見事にハマったのだという。ディレクションを受けてのことではなく、本人の思いつきだった。
『Rising In Bloom』の「Telepathic」では、届いたデモにヴァイオリン・ソロがほとんど入っていなかった。他の楽器のパートは作り込まれていたのにヴァイオリンだけがほぼ空白で、Ayasaは相当に悩んだという。ブレイクダウンの上に乗せるソロで、テンポも音数も難しく、16分では遅く32分では速すぎるという按配だった。結果として出来上がったヴァイオリン・ソロが派手になったため、その後に来るギター・ソロが釣り合わなくなり、Yukiに録り直してもらっている。
「The weight of choice」は、日本テレビの深夜ドラマ『AKIBA LOST』のために書き下ろされ、がらり「Answer Me」とともにダブル主題歌に起用された。このドラマにはベースのMINAがコスプレイヤー・遊佐若菜役で出演しており、演技は初挑戦だった。MINAはコメントで、ドラマの撮影を終えたあとのレコーディングだったので、より臨場感のある演奏になった気がすると書いている。Ayasaは、人生は選択の連続だという言葉を引きつつ、どの選択も後悔せず自分の足で前に進みたいという想いを込めたと述べている。
バンドにとって初のアニメ・タイアップは、2026年7月3日のZepp DiverCity公演で観客にサプライズとして明かされた。新曲「Ghost Sequence」がTVアニメ『とある暗部の少女共棲』のオープニング主題歌に決まったという発表で、ヴォーカルの湊あかねはかねてからいつか必ずアニソンを歌いたいと話しており、その願いが叶う場面になった。同じ発表の場で、もう1曲の新曲「ONE WAY」が「とある」シリーズの遊技機の収録曲に選ばれたことも明かされている。
作品のタイトルは、果実から種、そして開花へと一続きになっている。ミニ・アルバム2枚が『Forbidden Fruit -1st piece-』『Forbidden Fruit -2nd piece-』、続く1stアルバムが『The First Eden - Seeds Of Hope』、そしてEPが『Rising In Bloom』である。Ayasaによれば、果実から始まって一度種に戻ったという過程をタイトルに含めたかったのだという。ただし開花に向かって登っている途中であって満足はしていない、少しずつ空が見えてきている状態だ、とも語っている。
Ayasaが初めて詞を書いた「Checkmate」の発想源は、映画『ハリー・ポッターと賢者の石』のチェス対決の場面だった。Maoから届いたデモを聴いた瞬間にあの光景がイントロで浮かび、そこからヴォーカルの湊あかねを主人公に、さまざまな情報に惑わされず進んでいく物語を組み立てたという。作詞を引き受けた背景には、自分は長くインストの世界にいたので作詞はソロでは絶対にできないことだという意識があり、周囲から勧められてもいた。East Of Edenでは基本的に作曲者が詞も書くが、Maoの曲だけは毎回ほかの人に作詞を頼んでいたため、それなら自分で書いてみようと思ったのだと説明している。
「Checkmate」の歌詞には、明言されていないメンバーそれぞれのイメージ・カラーが織り込まれている。Ayasaの説明では、Yukiはブルー・ローズの描かれた白い楽器を使っていることから青、MIZUKIは自他ともに認める黄、MINAは楽器がグリーンであることから緑、湊あかねは以前の活動時の印象とどんな色にも染まれるという意味で白。この4色を自然界のものに置き換えたのがDメロの「水流れ/陽が昇り/草木そよぎ/花開く」である。Ayasa自身は紫が好きなのだが、紫では急に亡霊めいてしまうと考え直し、水と陽と草木のあとに咲くものとして自分を花に当てた。この件についてはいまも照れが残っているという。
バンド初の海外公演となった2025年3月29日の上海公演について、湊あかねは、観客が中国語で歌ってくれたのが不思議だったと振り返っている。Ayasaも、言葉の壁があるのでどう盛り上げようかという不安はあったが、1曲目から歌声や掛け声がすごく、自分たちのテンションも客席に上げてもらった感覚だったと話している。この公演のあと、バンドは韓国でも公演を行っている。
ワーナーミュージック・ジャパンの公式ページは、East Of Edenを5人組と紹介している。Ayasa(Violin)、MINA(Bass)、湊あかね(Vocal)、MIZUKI(Drums)、Yuki(Guitar)で、幅広いシーンで活躍するバイオリニストAyasaのもとに、それぞれのジャンルで活躍する4人が集まった編成だとしている。異なるルーツを持つ5人が、メタルを軸としたロック・サウンドで世界を魅了する、というのがレーベルの説明である。
初の海外公演となった上海公演は、日本のファンにとって申し込みからして特殊だった。会場はバンダイナムコ上海文化センタードリームホール、2025年3月29日のオールスタンディング公演で、日本からの申し込みはメールのみ。公式が指定した記入事項には、パスポート記載名とパスポート番号が含まれ、これらは当日の本人確認に使うと明記されていた。パスポートをまだ取得していない人は取得後に番号を再送するよう案内され、残存有効期間が出国日から6か月以上あることの確認も求められている。当日は会場に海外予約者向けの受付が設けられ、パスポートを持参してチケットを受け取る方式だった。
2025年3月20日のZepp DiverCity公演は、当日になってベースのMINAが体調不良で出演を見合わせることが公式に告知された。チケットの払い戻しは行わない旨も併せて示されている。同じ3月20日付で、公式は4月8日にKT Zepp Yokohamaでの追加公演が急遽決まったことも発表しており、その告知には「Yukiお休み前最後のワンマンライブです!」と添えられていた。
ギターのYukiは、AyasaとSNSで繋がって「いつか一緒にやりたいですね」と話していたことが今回に繋がったと、結成時のコメントで書いている。湊あかね、わかざえもん、MIZUKIとはこのときが初めてだったという。バンドが最初に出したのは2023年8月8日配信の「Evolve [Extended Version]」で、各メンバーの技巧を通して聴かせる6分40秒の曲だった。
MINAに声をかけた理由を、Ayasaは加入後の取材で説明している。SNSで活躍を見ていて、特定のバンドの一員としてではなく「ベーシストのMINA」として名前を広めているところがすごいと感じており、さらに長くバンドを経験していた点も大きかったという。ダメもとでアプローチしたところ、その後MIZUKIとMINAが偶然イベントで顔を合わせたり、Ayasa自身も仕事で一緒になったりして、加入してほしい気持ちが強まっていった。MINAは2024年1月に、LINKIN PARKのMike Shinodaのソロ・プロジェクトによるセッション動画にも参加している。
1stアルバム『The First Eden - Seeds Of Hope』は、収録曲すべてがMINA加入後の新曲で固められている。ライブでやってきた未音源化曲を入れる、過去曲を再録する、といった選択肢もあったが、ワーナーミュージック・ジャパンへの移籍と新メンバーの加入が重なったことで、Ayasaいわく住む家が変わったような感覚があり、新しい場所と新しいメンバーで作ったものを見せるのがいいという結論になったという。
同じアルバムの「IKIZAMA」は、湊あかねが「これ男声のキーじゃない?」と感じたほど低いキーで歌われている。キーを上げる案も出て何パターンか試されたが、上げると曲の雰囲気が変わってしまううえ、ギターがドロップDチューニングでは押さえられない運指になってしまうため、Yukiが「このキーでお願いします」と頼んで元のキーに落ち着いた。
『The First Eden - Seeds Of Hope』の通常盤にだけ入っているインスト曲「YELLOW CARD」は、ドラムのMIZUKIがMaoと共に制作し、メロディはMIZUKIがすべて作っている。ラストの踏み倒すパートなど、ドラムでやりたかったことを詰め込んだうえで、ギター・ソロとヴァイオリン・ソロを戦わせたかったから短いソロを交互に置いた、と本人が説明している。
同じEPの「Dawn of Astrantia」で、イントロやサビの16分に聴こえるヴァイオリンは、実際には8分で弾いたフレーズに付点8分のディレイを深くかけたものである。フレーズ末尾の伸ばす音だけはディレイを切っている。作詞作曲を手掛けた藤永龍太郎と別の現場で一緒になった際の会話がきっかけだったという。ベースについてはMINAがデモの段階でスラップが多すぎると感じ、抜きたいとレコーディングで申し出たが、藤永から、この曲はスラップがずっと鳴っていてほしいと言われてそのまま残された。
2025年の"JAPAN JAM 2025"出演のあと、ギターのYukiが産休に入った。ギターが不在という編成でのライブが続いたが、Ayasaは、その分だけ加入して間もないMINAが前に出てパフォーマンスしてくれたことで、バンドへの馴染みが深まったのではないかと振り返っている。Yukiは出産後すぐに復帰した。