『The Legend Of The Six Kings』は、FROZEN CROWNが2026年10月2日に発表する第6作であり、ナパーム・レコーズでは2作目にあたる。本稿執筆時点ではまだ発売前だが、全10曲の曲目と制作の輪郭はすでに公表されている。最大の趣向は、この作品がデビュー作『The Fallen King』を直接踏まえ、王たちと暴君の物語を8年越しで継ぐという点だ。「永遠に地獄で君臨できるなら、誰が天国で焼かれたいと思う?」——2曲目の題名は、そう問いかける。
ギターにアレクサンドラ・スタメンコヴィッチを迎えた最初の作品でもある。バンドは自らの核を、より正確で直截な曲へ蒸留し続けていると語り、粗く容赦のないスピード・メタルから、シンフォニック・メタルの豊穣な言語、時おり顔を出すメロディック・デスの混沌まで、ジャンルの陰影を10曲で描くと予告した。ジャーダ・"ジェイド"・エトロは、いつもの快活さを脱ぎ、氷の王冠を戴くという。プロデュースはフェデリコ・モンデッリ。録音はザ・セントラル・レコーディング・スタジオ、ミックスとマスタリングはアンドレア・フジーニ。従来より暗い方向を示唆した、シリーズの円環を閉じる一枚になる。