『Sanctuary』は、EVANESCENCEがゴシック/オルタナティヴ・メタルの陰影と、ピアノを含むドラマティックな旋律を軸に磨き上げた2026年6月5日発表の第6作だ。5年ぶりの新作であり、エイミー・リーいわく3年以上を要した。プロデュースはジョーダン・フィッシュ、ニック・ラスカリネッツ、ザック・サーヴィニの三人が分担し、ミックスはサーヴィニが全曲を担当。ベースにエマ・アンザイを迎えた最初のアルバムでもある。
タイトルはリーがステージ上で口にした言葉に由来する。ここが私たちの聖域であり、音楽の力によって安らぎとつながりを得るのだ、と。重いギターは暗い壁を作り、ピアノやストリングス的な色彩がその中に冷たい光を差し込む。“Afterlife”はネットフリックスの『デビル メイ クライ』のために書かれ、“Who Will You Follow”はバンド初の全米ハード・ロック・ソング首位となった。“How Do I Heal”と“Forever Without You”ではリーがピアノの前へ戻り、締めの“Wide Open Heart”は冷たいシンセの分散和音から静かに膨らんでいく。美しさと重さが対立せずに共存する、EVANESCENCEらしい深いアルバムである。